弘前大が司法解剖休止へ/担当の准教授転出、後任の応募なく/事件捜査に影響/青森県警、秋田、岩手に依頼へ Web東奥 2月11日(水)11時0分配信 弘前大学大学院医学研究科法医学講座で司法解剖を担当してきた執刀医・阪本奈美子准教授(46)が本年度末で退任するため、3月から同大での司法解剖ができなくなることが10日、分かった。弘大は現在、法医学講座の教授を募集しているが同日現在、応募はない。県警は当面、司法解剖を秋田大、岩手医科大などに依頼する方針。県内で発生した事件・事故の捜査の停滞など影響が懸念されている。 同講座は、事件性の疑いのある死体について県警の委託を受けて死因の究明を行っている。かつて、複数の教員体制で解剖に当たっていたが、2009年春に1人が他大学へ転出してからは教授1人となり、同年11月から11年3月末まで、解剖の受け入れを休止した経緯がある。県警はこの間、秋田大、岩手医