寺沢孝毅の守りたい生命プロジェクト since 2020-12-26 / Copyright 2010 Wildlife Project. All Rights Reserved.
風で起こした電気で水を分解し水素を取り出し、その水素を燃料電池に供給することで、熱・電気を安定的に得る…。我々はこの夢のようなシステムを市民憩いの場である稚内公園ゲストハウスにて現実のものとしました。現在は、このゲストハウスを「新エネルギーサテライト」と命名し、小中学生の環境総合学習や市民に広く開放しています。 日本初のメガワット級大規模太陽光発電の誘致にとりくみ、平成18年にそれを現実のものとしました。我々は、こうした新エネルギー導入による二酸化炭素削減はもちろん、売電益等を基金とした市民による更なる温暖化対策推進をも目標としています。この大規模太陽光発電は、市民を巻き込んだ温暖化対策最先端都市「稚内」のまちづくりの一歩ともいえます。 私たちが目指す稚内は、単なる見物客が訪れるだけの新エネルギーモデルタウンではありません。新エネルギーを導入することだけが最終目的でもありません。新エネルギ
フェアウッドとは、 伐採地の森林環境や地域社会に配慮した木材・木材製品のことです。 ー どこの森からきて、どこで加工された木なのか ー ビジネスでの木の流れを、きちんと取引先や消費者に説明し、クリーンにするためには、専門的な知識と国内外のネットワークが必要です。 フェアウッド・パートナーズでは、環境と木材のスペシャリストが、フェアウッド調達を実現するお手伝いをします。 お気軽にご相談ください。
アラル海が消えた…20世紀最大と言われる環境破壊 カザフスタンとウズベキスタンにまたがる中央アジアの塩湖、アラル海が消えようとしています。 たった数十年前の1960年代には世界4位、琵琶湖の100倍の面積を誇った湖でしたが、綿花栽培などの灌漑用水に大量の水を使用したため急激に水位が減り続け、ついには8割以上が干上がってしまったのです。 不毛な砂漠と成り果てたアラル海の姿をご覧ください。 Photo:NASA 左が1989年、右が2003年のもの。エメラルドグリーンの場所は水位が下がって浅いことを示すそうです。 1989年は平成元年であり、たった20年での出来事です。 そしてこれが今年撮影された2009年のアラル海。なんとも衝撃的な姿です。 黒い線は1960年の姿を表しています。日本でいうと関東甲信越と静岡を合わせた程の面積。 分断された北側を小アラル海、南側を大アラル海と呼びますが、南側の
日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)とアイ・ビー・エム ビジネスコンサルティング サービスは1月29日、企業のグリーン化を支援するためのコンサルティングサービス「Green Sigma」のショーケースとして、日本IBM箱崎事業所のCO2排出量を可視化すると発表した。 Green Sigmaでは、製造工場やオフィス施設、データセンターなど企業活動に関わる場所におけるエネルギー使用量を可視化することで、エネルギー利用の最適化やコスト削減の実現を目指す。CO2の排出状況は「カーボンマネジメント・ダッシュボード」に表示され、同ダッシュボードを利用することで、設備管理の視点だけでなく、事業活動全体にわたる視点からCO2の排出量を把握することが可能になる。 今回、可視化される項目は以下のとおり。 エネルギー総使用量 CO2総排出量 部門別エネルギー使用量・CO2排出量、それぞれの推移 部門別1人当
「環境モデル都市」をご存じの方も多いだろう。低炭素社会の実現に向け、高い目標を掲げて先駆的に取り組む自治体のことで、審査されて正式に認定されている「資格」である。今年7月には89自治体から提案があり、6自治体が選ばれている。企業におけるISOと同じで、取得しておけば評価も高まるのであろう。 選ばれた6自治体は、さすがに特色のある政策を打ち出している。そして多くの自治体が名乗りを上げたこと自体は環境意識の進んだ表れと評価したいところなのだが、問題はその中味。名乗りを上げた都市の中には、現在存在している自然を保持することのみが「政策」であるというレベルが見られる。それのどこが悪いのかと反論されそうだが、これは環境思想的に見れば、まるで1960年代に見られた自然保護でとどまっている観があり、「生きている化石」を見ているような錯覚を覚えたのだ。 そもそも「あるがままの自然を維持する」動きは、190
Research Institute for Value-Added-Information Generation (VAiG) Center for Mathematical Science and Advanced Technology (MAT) Application Laboratory (APL) Information Engineering Program (IEP) Center for Earth Information Science and Technology (CEIST) Global Oceanographic Data Center (GODAC) Institute for Extra-cutting-edge Science and Technology Avant-garde Research (X-star) Super-cutting-edge
環境にやさしい自転車を通勤に使うと「手当て」を支払う会社や自治体がボツボツ出てきた。健康にいいのに加えて、月に数千円もらえる。「エコ通勤」がこれから増えそうだ。 大口酒造(鹿児島県大口市)は車の代わりに自転車で通勤する社員に、1kmあたり10円を支給する「エコ通勤手当」を2008年8月1日から導入した。環境保護活動の一環として取締役専務の男性が提案したものだ。また、社員の肥満防止の効果も期待できそうだ。自転車を使用した場合は出勤時に自己申告するというもので、1回単位で申告できるので、天候や体調に応じて気軽に利用できる。手当ては半年分まとめて、年2回の賞与時に支給される。 同社の担当者によると、平均通勤距離は片道5km。導入前は車利用がほとんどだったのが、7月からテストで始めたところ、全社員70人のうち約3割が自転車に切り替えた。往復10kmを毎日続ければ、支給額は1カ月あたり数千円になる。
歩行者や車の振動で発電 「床が発電する」「橋が発電する」‥‥こう聞いてもピンと来ない。しかし、実際にそれらは技術的に立証されている。既に発電する橋も存在する。 そのエネルギー源は振動だ。例えば大都市の駅では通勤客が何百万人と改札口を通過する。大きな橋では数万台という自動車が行き交う。通勤客の歩行、自動車の通過‥‥これらは、すべて絶え間ない振動を生み出す。その振動を、電気エネルギーに転換して発電しようというのだ。名付けて「振動力発電」。 既に首都高速道路の橋でこの発電方式が採用され、夜間照明の電源の一部として活用されている。夜間に美しく橋のシルエットを浮かび上がらせるイルミネーションの電源が通過する自動車の振動だとは、だれも気づくまい。昼間通過したときの自動車の振動エネルギーは、「振動力発電」装置で発電されバッテリーに蓄電し夜間照明に活用されているのだ。 また、「発電床」なる技術も実証されて
中国によるチベット弾圧に対し、五輪聖火リレーの妨害など世界に抗議の波が広がっている。チベット人が反発する背景には政治や文化面だけでなく、深刻な環境破壊がある。ダライ・ラマ法王日本代表部(東京都新宿区)のラクパ・ツォコ代表(50)は「日本にも和太鼓などとして、チベットで乱伐された木材が輸入されている」と訴える。(八並朋昌) 「チベットの森林は、中国が1950年の武力侵攻以来続ける乱伐で半減しました」と、ラクパさん。 代表部は、インド北部ダラムサラにあるチベット亡命政府が開設。ラクパさんは事務局長を平成14年まで17年務め、昨年6月、駐日代表として再来日した。 「かつてのチベットは、チベット自治区(120万平方キロメートル)のほか青海省全域と甘粛、四川、雲南各省の一部の計250万平方キロメートルに及んだ。うち森林は2520万ヘクタールと国土の9%を占め、特にチベット3州のうち南東部のカム州は巨
現代の環境思想は,豊かな生活と生態系保全を対立的にとらえることが多い。だが,かつて日本に,人々の暮らしをよくするために自然をよみがえらせようとした思想家がいた。江戸時代の儒者・熊沢蕃山である。 蕃山は,今を去ること400年近くも前を生きた。単なる思想家であることにとどまらず,実践を通じて世の中を豊かにしようとした「経世家」でもあった。陽明学者・中江藤樹の弟子として出発しながらも,その思想は陽明学と朱子学の双方にまたがり,しかも古典学の習得により神道や道教も学び,儒教と道教の融合も図った。蕃山の思想はそれ自体で独特の体系を形づくるものであり,思想的系譜で位置づけるよりも,今日的に「環境思想」と呼んでしまった方が楽なぐらいである。 「天人合一」によって人間社会は豊かになる 蕃山の思想は,今で言う穏健的なエコセントリズム(エコロジー中心主義)に類似してはいるが,むしろ新たに「儒教エコロジー」と命
まだ梅雨の明けきらぬ東京を発ち、北上すること1時間半。北海道の表玄関である千歳空港に降り立つと、大きな青空の下、眼を射るほどにまばゆい陽光が降り注いでいた。 研究室や実験室で胎動する、次世代・次々世代の新エネルギーや近未来のエコ技術をご紹介する連載「ECOラボ」。第1話の取材のため訪れたのは、千歳科学技術大学キャンパス。その一角で行われた「太陽光励起レーザー実証実験装置」の竣工記念式典から、物語をスタートさせたい。 「バサッ、バサッ」 紅白の段幕に囲われたテントの中で、低頭する参列者に神職が紙垂(しで)を振る。新プロジェクトの船出を寿(ことほ)ぐ、祝詞(のりと)には、こうあった。 「考え凝らしむ 新たなる企て 後の行く先の世に 立ち居栄えよと かしこみかしこみ申す──」 東京工業大学の矢部孝教授は、自身が考案した新たなエネルギーサイクルの実証と普及のため、大学発ベンチャーとしてエレクト
欧州には環境先進国が多いというイメージがある。自然エネルギーの利用を推進しているデンマーク,公共交通の整備で名高いドイツの環境都市フライブルクなどの取り組みが,メディアでよく取り上げられるからかもしれない。確かに,政府や自治体が主導する環境政策では,欧州の国々に優れた取り組みが多そうだ。しかし,企業の環境対策に限って言えば,日本の方が欧米よりも進んでいるようだ。 米系のコンサルティング会社であるベリングポイントは2月末,「グリーンサプライチェーングローバル調査」の結果を公表した。日米欧の主要企業約5000社を対象に2007年に調査を実施,601社から回答を得たという。 その結果,日米欧の環境対策への取り組み姿勢の違いが明らかになった。「事業戦略の立案時に環境問題を考慮しているか」という質問に対し,「考慮している」と回答した企業は,日欧米のいずれも8割~9割と多かった。それにもかかわらず,「
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