抽象絵画論の基礎 小野山敬一(地球村自遊学者) 絵画は、_Homo sapiens_に属する生物体が(どういうわけか)製作し(ときには意図的に消滅させたり)、鑑賞 し、売買し、批評したりといった活動が関わる物体(の種類の一つ)である。(いうまでもなく、 _Homo sapiens_ は一つの生物学的タクソンであり、現在のところ直接操作はできないので構築体ではあるが、生物学における用 語であるから、生物哲学の対象となる。)この原因と理由、そしてとりわけ抽象絵画が(概念的および直感的ない し直観的に)探究され実物制作されることの意義を、システム的アプローチによって解明する(つまり、分析し総 括し展望する)。 可能的鍵語句文は、システム的アプローチ(システム主義);〈構成、構造、環境、メカニズム〉;実在性 reality は存在者の位置と知覚に相対的である。;絵と画;線描