日本以外の世界の国々では、バスや電車など公共交通機関の時間の正確さや情報に期待できない国が多い。そんな中で急成長しているのが、イスラエル発の交通ナビゲーションアプリ「Moovit」だ。わずか5年間で1億ユーザーに達し、これはグーグルに2013年に11億ドル(約1200億円)で買収されたWaze(ウェイズ)とほぼ同じ数字である。今後の成長の鍵となるのは、収集した交通移動に関する大都市のビッグデータを彼らがどう扱うかだ──。 サンフランシスコから東へ50km弱、カリフォルニア州ダンウィルに住むピアノ教師のジャニス・モンコウスキーは、典型的な郊外居住者だ。普段の生活に自家用車を使う彼女は、これまで公共交通機関の利用など考えもしなかった。「テクノロジー恐怖症」を自認する彼女だが、最近「Moovit(ムービット)」との出会いが彼女を変えた。 サンフランシスコでの友人との待ち合わせや、クラシックコンサ
2月8日、岡山県の岡山市郊外と倉敷市郊外のバス路線のうち、計31路線の廃止が発表された。両備バスが18路線、岡電バスが13路線だ。このうち20路線の廃止予定日は2018年9月末日、11路線は19年3月末日。どちらも岡山県でバスなどを運行する両備グループのバス会社である。 廃止の理由を突き詰めれば「赤字だから」だ。ただし、廃止届を出した理由は「国に対する抗議」だという。黒字路線の利益で赤字路線を支えてきたが、黒字路線に格安運賃のバス会社が参入許可を求め、国が認可する動きを見せた。動きというより、法的には問題なく認可される案件だ。むしろ、恣意(しい)的に認可を妨げれば、既得権の保護となり、その方が問題だ。誰に忖度しているのか、という話になる。 岡山市の伝統的基幹バス路線 問題の路線は、岡山駅前から岡山市東部の西大寺方面を結ぶ岡山西大寺線だ。両備グループによると「創業以来108年にわたり岡山駅か
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