神戸市が行政課題をIT起業家の革新的なアイデアで解決する全国初のプロジェクトで、市は6つの課題に取り組むベンチャー企業7社を選んだ。10月までの4カ月間、アプリなどの開発や実証実験で協力し、実用に向けた検討を行う。 課題は、子育てイベントの参加率向上策▽路線バス各社のバスの位置情報をウェブ上で一覧できるシステム開発▽コミュニティーバスなどの予約システム開発▽行政窓口の案内業務の効率化策▽手作業で行われている膨大なレセプト(診療報酬明細書)チェックの効率化策▽住民参加型の地域の魅力PR策-の6つ。 市は応募のあった60社から、ACALL(神戸市)やトラフィックブレイン(東京都)、FlyData(米サンフランシスコ)などの7社を選定。開発したツールを実際に導入することを視野に協力を進める。11月には他の自治体も参加する成果発表会を開き、他都市へのツールの売り込みも支援する。 久元喜造市長は「市