「79歳の母が500万円の外貨建て保険を契約していた。認知症の母にそのようなリスク商品を販売するのは違法ではないか」 【写真】「実績ゼロで定時退庁ですか?」郵便局宛てに送られたメール 「貯金の手続きに行ったら強引に投資信託の話をされ、訳も分からないまま契約に至ってしまった」 西日本新聞が入手したゆうちょ銀行の内部資料には、投資信託や外貨建て保険を契約した高齢者からの苦情が多数記載されていた。「貯蓄から資産形成へ」。未曽有の低金利が続く中、同行は元本割れのリスクがある金融商品の販売強化を打ち出すが、現場の行員は「営業目標を達成するため、一部で顧客の意に沿わない販売が行われている」と証言する。 内部資料には今年7月19日~10月4日に寄せられた顧客からの苦情内容が並ぶ。高齢者が商品のリスクに関する説明不足を訴える内容が目立つ。 別の資料によると、投資信託などに関する苦情は昨年8月以降、毎月10