えらい人たちに怒られてしまうのかもしれない、と思って、いままで書かなかったことがある。米国ロサンゼルスに来て約10ヵ月になるけれど、そろそろいいかぁ、と思うようになってきた。自分が嫌われることよりももっと大切なことがあるんじゃあないか、とも、これくらいで嫌われるならそれはそれで自分以外のものがやばいんじゃないか、とも。 怒られそうなこと、ひとつ目。 アメリカで日本酒はぜんぜん流行っていない。 *** 確かにアメリカの日本酒輸入量は年々ぐんぐんと伸びており、消費量は10年前の3倍にもなった、それは知っている。 でも、あえて極端な言い方をしてみる。 少なくとも、アメリカのカリフォルニア州で日本酒はぜんぜん流行っていない。米国内一の日本食レストラン数を抱える都市・ロサンゼルスを擁するカリフォルニア州でさえ、だ。 アメリカの人たちが“sake”だと思っているのは、“Big 4”と呼ばれるOzeki
先日、懇意にしているご夫妻のホームパーティーの席で。 入手しておいた、限定日本酒を開けましたー。 それが、楯野川 純米大吟醸『無我』 「楯の川酒造」は、山形県酒田市の酒蔵。 日本酒の需要減少と日本文化の衰退に、歯止めをかけたい! そんな思いから、本物志向・少量高品質を旗印に、全量純米大吟醸の日本酒だけを醸し。 自社精米や蓋麹法など、今も丁寧な酒造りをしています。 そんな酒蔵が、大切に育てて来た銘柄が『楯野川』です。 中でも『無我』は・・・ 「無加圧採り」「無濾過」「無加水」「泡を立て無い充填」「無加熱」で! 新鮮味あふれる美味しさを「無我夢中」に追求した日本酒 ・・・なんだそうです! 大切に丁寧に作られた酒の、搾りたてそのまんまの味! めちゃくちゃ気になりますよね? って事で、さっそく飲んでみると・・・ 飲み口&感想 香りを嗅ぐと、やや酸を感じるものの華やかでフレッシュな感じでしょうか?
先日、近所の酒屋を物色していたら、またまたウマそうな日本酒を見つけました! それが『無濾過生原酒 桶取傳衛門 純米吟醸』 『伝衛門』は、1996年に創業した酒蔵「越後伝衛門」の代表銘柄! 1996年って、めちゃくちゃ新しい酒蔵ですよね? それだけに、既成概念にとらわれない酒造りがされてるようです。 例えば、酒米を使わずに飯米だけで酒を醸すとか・・・ 「えっ?飯米だけで醸した酒?」 「その、桶取り=無濾過生原酒ってどんな味?」 なーんて、興味しんしん! 思わずつられて、即買いしてしまいましたー(笑) って事で! さっそくレビュー行ってみようー! 飲み口&感想 はやる気持ちを抑えながら・・・ まずは香りを嗅ぐと、上立ち香は華やかでフルーティー! 洋梨とリンゴを、ミックスしたような感じでしょうか? 口に含むと、まずは舌にピリピリっと爽やかな微発泡! 次に、ブワーッと濃醇な甘みと旨味が、相当なボリ
先日、夏の終わりに買って、楽しみにとっておいた日本酒を開けました! 酒の名前は、「亀の海 モダナイズ テロワールゴロベイ」 「亀の海」は、長野県佐久市の酒蔵「土屋酒造店」の看板銘柄! 戦後まもなく、三増酒などが現れ、劣化した日本酒に歯止めをかけようと。 高品質酒・吟醸造りにこだわり作られたのが「亀の海吟醸」。 今も「高品質」にこだわり続けた、酒造りを展開しています。 「亀の海 モダナイズ テロワールゴロベイ」は、そんな土屋酒造店が特別契約した田んぼで育てた米から作った吟醸酒。 浅科五郎兵衛新田というエリアで、一切農薬を使用せず大切に育てた「ひとごこち」を100%使用しています。 しかも! 生もと造りのうえに、ひやおろし。 なーんて、めちゃくちゃ期待が高まりますよね? って事で、さっそく飲んでみると・・・ 飲み口&感想 上立香は、生もとっぽいちょっと酸っぱそうな感じ ただ、野性味というよりは
Japan Data 日本酒の輸出、過去最高の222億円に : スパークリングやフルーティな吟醸酒が人気 経済・ビジネス 食 2019.02.15 日本食が世界的に注目されているのに伴って、日本酒人気も高まってきている。日本酒の輸出額は9年連続で過去最高額を更新し、2018年は222億円と初めて200億円を突破した。数量ベースでも2万5700キロリットル(一升瓶換算で1400万本)と過去最高を更新した。 国別では米国が63億1300万円で全体の3割近くを占め、香港、中国、韓国、台湾のアジア諸国・地域がこれに続いた。中でも、対中国への輸出額は2014年以降、急激に伸びており、金額ベースで2位の香港に肉薄している。来日外国人3000万人のうち約27%を中国人が占めており、観光での来日などをきっかけに日本の食文化に興味を持つ人が増えていると考えられる。 日本酒造組合中央会によると、海外では「日本
日本酒の「きき酒」について学びたい 普段はビール派の自分。 しかし最近は年齢のせいかコッテリしたものよりも和食がおいしく感じられるようになり、それにあわせて日本酒をたしなんでみたいとは思うのですが、あまりに日本酒の知識が足りない……。 そんな時、地元中野で最近お気に入りの立飲み店「ちょい虎」の店長が認定資格の「唎酒師(ききさけし)」の資格を持っていたのを思い出して、初歩から教えていただこうと思いたち、お話をうかがいにやってきました。 お店は中野サンモールの中ほどから古びた細い路地に入ったその奥。このあたりはこの1、2年で新しいお店が増えてきました。 お店の目印はこのちょうちん。 お店の入り口の床には虎の足跡が。まさに日本酒の「虎の穴」に入る気分……。 照明も升で出来ていて、こだわりを感じます。 奥にはズラリと日本酒が。 「唎酒師(ききさけし)」は日本酒の楽しみ方を知り尽くした専門家 唎酒師
磐城壽は、福島県浪江町の鈴木酒造店の代表銘柄! 海が目の前という珍しい酒蔵が醸す酒は、古くから漁師の「振る舞い酒」「祝い酒」として親しまれて来ました。 『磐城壽』という目出度い名前も、この辺りが由来のようです。 東日本大震災の際には、この立地が災いして、蔵の全ての建物が流出! 山形県の長井蔵で、見事復活を果たし、今も「海の男の祝い酒」を醸し続けています。 『磐城壽 純米酒』は、この銘柄のド定番アイテム! 自然な味と香りを意識した日本酒なんだとか。 って事で! ウンチクはこのくらいにして、さっそく飲んでみると・・・ 飲み口&感想 『おーっ』 『こりゃ、スゴい!』 まずは香りを嗅ぐと、上立香はちょっとヨーグルトの乳酸に麹を混ぜたような感じ。 酸味が立ってる酒なのかな? なーんて思いながら、口に含むと・・・ めちゃくちゃ丸くて優しい米の甘みが、口の中に広がります。 おやおや? どこが海の男の酒な
今回は、食中酒っぽいのをレポート! 食中酒と聞いて、今一番に思い浮かべるのが、この『伯楽星 純米吟醸』ではないでしょうか? 伯楽星は、宮城県の酒蔵「新澤醸造店」のブランド! 『究極の食中酒』『究極の3杯目』という、明確なコンセプトのもと醸されたお酒です。 料理との相性を第一に考えて、糖分を抑え、料理の味を引き立たせる名脇役的なシリーズ! といった感じになるでしょうか? 伯楽星の純米吟醸は、SAKE COMPETITION 2017純米吟醸の部で、GOLDを受賞してますので、ご存知の方も多いのでは? って事で、さっそく飲んでみると… 飲み口&感想 『んっ?』 『かっ、軽ウマーっ!』 香りを嗅ぐと、穏やかなマスカットのような香り! 口に含むと、繊細で軽やかな酸味とわずかな甘みが「ふわり」と口の中に広がります。 そして、コンパクトにまとめられた、バランスの良い旨味。 最後に、辛味とほんのわずかな
【読売新聞】 ◇異業種コラボ■女性向け開発 近年のワインブーム、焼酎ブームのあおりをうけ、日本酒の国内出荷量はピークの3分の1に落ち込んでいる。「淡麗辛口」で知られる高知の酒も逆境にあるが、若くてしなやかな感性で、新風を送り込んでい
最近、若手の杜氏が醸す日本酒を物色しています。 その中でも、お気に入りの1つが、今回レポートする『加茂錦 荷札酒 黄水仙』 「荷札酒」は、2016年に大ブレイクした新潟の酒蔵「加茂錦」の新ブランド! この荷札酒シリーズが、加茂錦の名前を全国レベルに押し上げました。 杜氏はナント、1992年生まれのまだ20代! 蔵元である父と、研究と試作を重ねて、放ったのが大吟醸を基準モデルとする荷札酒シリーズ! 目指すのは「アルコールを感じさせない柔らかくスムースな飲み心地のお酒」 荷札酒のどの銘柄を飲んでも、このラインは守られているのですが。 その中でも! 黄水仙は、やっぱり格別かも? って事で、さっそく飲んでみると・・・ 飲み口&感想 『むむっ』 『うっ、ウマイーッ!』 香りを嗅ぐと、華やかでちょっと青りんごのような香り! 口に含むと、まず「シュワシュワ」と軽い微発泡感。 つぎに、甘酸っぱいフルーティ
先日、近所の酒屋を物色していたら、ウマそうな日本酒を見つけてしまいました! それは『赤武-AKABU 純米吟醸 吟ぎんが』 AKABUは、東日本大震災で甚大な被害を受けた赤武酒造が、再起をかけたブランド! 地震で全壊した大槌町の蔵から、盛岡市の新蔵『復活蔵』に移転。 そして、美味しくない酒は出さない!という心意気で放った、起死回生の一発! それが、AKABUなのです。 杜氏はナント、1992年生まれのまだ20代! 東京農大時代には、利き酒全国大会のチャンピオンだったんだとか。 そんな情熱も実力も持った若者が、魂焦がして醸した酒がマズいはずないよね? ってことで、早速買って飲んでみると・・・ 飲み口&感想 『ヤバっ』 『めちゃくちゃウマイーっ!』 やっぱ、コレだわー・・・ 香りを嗅ぐと、穏やかな吟醸香がふわり♪ 口に含むと、甘くてめちゃくちゃフルーティー! なのに、それがスッとキレていく感じ
もともと、近所の酒屋の主人に『めちゃくちゃウマイ』と薦められたのですが・・・。 話を聞くと、真野鶴で有名な蔵元、新潟の尾畑酒造さんが、120年ぶりに復刻させた酒! 味だけを感じて欲しいから、アルコール度数以外のスペックはあえて非公開! 若いのに頑なに手造りにこだわる杜氏さんが醸す、自信の純米無濾過生原酒! 特約店の限定流通だから、手に入りにくい! っと、ゴリゴリにハードルを上げて来るんですよねー。 評価がそんなじゃ「さぞかし高いの?」っと値札を見ると・・・ なんと、税込みで1升3千円を切るお値段! もう、即買いです・笑 飲み口&感想 ただ、家に帰ってからも半信半疑! 「いやいやいや、そんなウマイ話ある訳ないでしょ?」 「どうせ価格並みでしょ?」 「ハードルも上がり過ぎてるし。」 なーんて、飲んでみると・・・ 『何だコレ?』 『めちゃくちゃウマイッ!』 口に含んだ時の程よい甘みと、鼻から抜け
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