・搾取 マルクスは絶対余剰価値として説明しています。 ある工場を想像して下さい。そこで労働者は8時間働いています。そして、そこで生産される商品を資本家は販売して利益を得る。この8時間労働で労働者は日給1万円貰える。(ちなみにマルクスはこの賃金を生活に最低限必要な金額と定義しています。)生産物から得られた収入が2万円だったする。 材料費などもありますが、単純に労働力だけと考えて、労働者は2万円の生産を行ったのに1万円しか貰っていない。つまり、一万円は資本家のフトコロへ・・・ このように、労働によって、1万円の余剰価値(資本家の利益)が生まれる、とマルクスは言ってるんです。そして、この余剰を増やすために資本家が労働者を酷使し、労働力を搾取している、というわけです。 (金額で説明しましたが、資本論の中では、時間を価値として説明しています。ここでいう給料1万円に当たる労働が4時間なのに、資本家は8