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*kyupinの日記に関するyoooshi99のブックマーク (15)

  • 『ECTから薬物療法への切り替え』

    今回のエントリは2006-08-28にアップした「外来の電撃療法(その2)」の続きになる。そのエントリから抜粋。 昨年末、知人が夫を連れて来院したことがあった。その時のうつ状態の程度はかなり酷かったので、すぐ入院するか、電撃療法をするしかないような状況だった。ちょっと驚いたのは、その知人に入院しないなら電撃療法しかないし、もししなければ危険だと話したら、ぜひしてくださいと言ったこと。人も説明したら、同意されて即日実施。結局、1回でかなり良くなり、その後はアモキサン、トリプタノールなどで治療を続けている。電撃療法は計3回実施したが、連続でしたわけではなかった。その人、あれほど酷かったのにもかかわらず、ほとんど仕事は休んでいない。業務上の注意として、今年前半、海外出張は絶対しないように伝えていた。今なら国内の出張はできそうな感じ。現在、服薬しているがほぼ軽快している。こんな状況でも、将来的に

    『ECTから薬物療法への切り替え』
  • 『「2ちゃんねるとアスペルガー」のコメントについて』

    26 ■アスペと2チャンネル アスペの方は基的には自閉症なので、掲示板などで人と交流しようとはしません。私の経験上、掲示板に書き込みしているアスペの存在は聞いたことがありませんし、2ちゃんごときには見向きもしないで他の専門的なことにはるかに強い興味を示します。およそ、常人の脳の構造とはかけはなれているので、アスペ=2チャンネルという簡単な構図にははまり切りません。もう少し、アスペや発達障害について正しい認識を持って頂きたいと思います。 児童精神科の医師です。 2009-05-29 08:04:14 「2ちゃんねるとアスペルガー」のエントリで、上のようなコメントがあった。これは、今まで僕が主張していることに関係があるし、また参考にもなるコメントだと思ったので、今回取り上げることにした。 今まで僕が主張していることに1つに、アスペルガーは自閉性あるいは社会的自閉性を重視すべきで、誰も彼もその

    『「2ちゃんねるとアスペルガー」のコメントについて』
  • 『「IT従事者のうつ状態」の補足』

    IT従事者のうつ状態」の患者さんがクビになったことについて質問があった。 一般に過去ログでも出てくるが、 精神科医は、精神症状が深く支配していると思える患者さんの決断には反対するものだ。それは大学を退学すること、会社を退職すること、離婚することなどである。(「非定型精神病の人の彼氏」から) 上のような対応をとることが多い。この患者さんに限れば、もう会社を退職することを決断していたことが大きい。それは彼が勤めていたのは小さな個人的な会社で、同じような会社は他にもたくさんあることや、それまで何度か転職していたことも無関係ではない。そこまで会社には未練はなかったと思われる。 上司と離れたことは病状の改善に影響を与えていると思われる。しかし実際にうつ状態になった人ならわかると思うが、いったんうつ状態になったなら、数ヶ月休職したり、退職したりしても簡単に良くならないことが多い。容易に病前の健康さや

    『「IT従事者のうつ状態」の補足』
    yoooshi99
    yoooshi99 2009/05/21
     苦しい言い訳、と言いたいが、患者さんのその後の事も考えてのことですか。しかし、仕事を退職して長期間社会からはなれ、薬で元気になって社会復帰してからが、怖いんだよなあ。
  • 『IT従事者のうつ状態』

    ITに従事する人々はしばしばうつ状態を始め、精神変調を来たす人が多いように見える。IT従事者といっても多岐に渡っているが、このエントリでは年がら年中パソコンと向き合っているような人たちを言っている。うちの病院はそこまでの大都会には所在していないのでそれほどではないが、首都圏だと大変な数の患者さんがいそうである。 なぜIT関係者がメンタルヘルスに変調を来たしやすいかだが、以前は単にその労働環境が悪いのではないかと思っていた。納期に間に合わせるために数日連続で徹夜をしていたとか、バグを直すのにうまくいかず、時間に追い詰められ、ハードな仕事を続けていたなどの話を聞いたことがあるから。 あと、パソコンそのものの問題。電磁波を発する上にバーチャルな極めて狭い空間も関係しているのかもしれない。物理的、身体的に視野が広がらないというのもありそう。またパソコンの仕事は光源を見つめ続ける業務でもあり、その辺

    『IT従事者のうつ状態』
    yoooshi99
    yoooshi99 2009/05/19
     散々クスリをあれこれ出して、変えて、完治せず、治療中に仕事クビになって、クスリでテンション上がって訳分かんなくなって、その上まだ再就職も出来ていないと。へえ~・・・。
  • 『アルバイトのドクターは薬を変えられないこと』

    研修医時代に週に1日だけアルバイトに行く日があり、僕の場合は金曜日だった。この外勤日は今でもそういう風になっているような気がするが、大都市部では生活費が高くつくので週2日の大学もあるのかもしれない。 ラッキーなことに、僕はオーベンと同じ日で同じ精神病院だったので、わからないことがあると直接質問することができた。 なんと、卒業した年の6月くらいにはもう外来診察をしていたのである。まさに素人が外来患者を診ている世界である。僕の場合、とりわけすぐに修羅場に放り出された感じであった。これは過去ログにも出てくる。 しかし、担当患者はほとんど再診の人なので、何もないなら同じように薬を変えないで処方すれば良く、とりわけ困るようなことは少なかった。 ただ、再診でも最近、急に悪くなったような人が困るのである。当時、オーベンに聞いていたこともあり、医師になって2ヶ月目にしてはまだマシだったと思う。素人に近いが

    『アルバイトのドクターは薬を変えられないこと』
    yoooshi99
    yoooshi99 2009/05/19
     精神科医はロクに人の話も聞かず、クスリばかりだすからなあ。支離滅裂な状態の人に「これまでの症状を三行にまとめて話せ」って言ってる様なもんだわ。
  • 『精神科医はよくわからない理由でよく人を誉める』

    僕は大学に入る前頃から、漠然と精神科医になろうと思っていた。これは過去ログにも出てくる。これは北杜生などの著作を読んでいたことも大きいが、まあ例えばブラックジャックを読み、医師に憧れるような世界だったと思う。 医師になりたいと言うのはあくまで理想であって、実際なるとは全然思っていなかった。その理由は、IgA腎症と思われる腎疾患のために入院歴が多かったためだ。僕こそ、入院の達人である(プロフィール参照) 母親は、入院中は薬剤師とか検査技師になってはどうかと時々冗談半分に言っていた。トイレの隣にある検査室のお爺さんの検査技師に弟子入りしてはどうかとか。これは彼女は冗談で言っているわけではなく、まあ病状的にそんな具合だったのである。 高校の教師は僕が医学部を志望したいと言うと、身体が持たないのではないかと思ったらしい。しかし、現実には一般の学部に入学するよりずっと良かった。なぜなら、病気を持つ人

    『精神科医はよくわからない理由でよく人を誉める』
    yoooshi99
    yoooshi99 2009/05/18
     精神科医は本当に変わってるというか、自分でも薬でおかしくなってんじゃないの?って人がほとんど。まあ、kyupin先生も相当変わってるなあって印象があるけど。
  • 『生活保護の患者さん』

    僕が子供の頃、行きつけの歯科医院では生活保護の人を受けつけていなかった。その歯科の先生は僕の友人の父親だったので後年、なぜそうしていたのか聞いたことがあった。あまり詳しいことは聞けなかったが、単に面倒だったかららしい。自費診療の利益の部分が大きい個人経営の歯科医院が、生活保護の人たちの治療をしない方針にするのは理解できる。 精神科病院の場合、ある一定の割合で生活保護の世帯の人たちがいるので、彼らを断っていたら、たぶん病院が回っていかないと思われる。実は生活保護の人は、生活保護要否意見書なる書類があるため、他の人に比べ書くべき書類が増えるのである。この生活保護要否意見書はローカルな面が大きく、市町村により書式が少し異なっている。これは書くほうからすると少し面倒なことであった。(エクセルの雛形を変えないといけないため) 一般に、外来患者の生活保護要否意見書は非常に簡略である。入院の場合は、生活

    『生活保護の患者さん』
    yoooshi99
    yoooshi99 2009/05/16
     まさに賢者といった感じ。統合失調のつらさもわかるきがするが、自分としては理想的なんだが。
  • 『治験、そりゃダメだろ、というやつ』

    新しい向精神薬の治験は、製薬会社が精神科病院に依頼してやっているようだが、ある程度、治験に時間がかけられるほどのマン・パワーがないと引き受けられない。うちの病院はこういう依頼が過去にあったが、すべて断っている。 大きい病院、あるいは病床が少なくても外来患者が多く医師が多い病院では、治験を積極的に引き受け、もちろん報酬があるので、利益の1つの柱にしているところもある。 治験は患者さんとの契約の上に成り立っているので、勝手に未発売の薬を処方されることはない。なかなか良くならず、新規向精神薬にかけたいと思う人もいるので、そのようなタイプの病院は患者さんにもメリットがあるとは言える。 僕のある患者さんで、リスパダールが合わないとわかっているのに、リスパダールのデポ剤の治験をされた人がいる。 しかし・・ これには色々な問題があるような・・ まず、普通、リスパダールで病状悪化する人は、デポ剤だと良かっ

    『治験、そりゃダメだろ、というやつ』
    yoooshi99
    yoooshi99 2009/03/29
     まあある程度人体実験しないと、新薬の効果は分からんからなあ。しかし金と健康、天秤にかけた場合自分はどうなるだろう。
  • 『彼女は髪を鮮やかな紫に染めた』

    人間は細かいところまで見ていくと、誰だってバイオリズムはあるので、双極2型っぽい点は発見できるものだ。だからと言って、みんな双極2型で良いはずはない。 双極2型は1型に比べまだ病前性格のバリエーションが認められているように感じるので、余計に誰でもそういう風に診断されてしまうところはある。 広汎性発達障害や僕がそう診断しない「謎の器質性疾患」の最も多い表現型は「うつ状態」である。 しかも、うつ状態に「希死念慮」が加わっている場合もしばしば診るが、その大きな理由は「希死念慮」は器質性色彩が強いからであろう(過去ログ参照)。 つまり、病因に深く関係しているのである。 また双極2型や境界性人格障害などに見える場合もある。珍しいケースでは見事なほどの双極1型の病型を示す場合もあるかもしれない。その決定的な相違は生活歴と病前性格である。現代社会では、双極2型やボーダーラインを見たら、器質性疾患を疑って

    『彼女は髪を鮮やかな紫に染めた』
  • 『回転体』

    たぶん1998年頃と思うが、あめぞうの掲示板で、ある住人に統合失調症の人の幻覚妄想で「回転体」というものがあるでしょう?などと質問されたことがあった。たぶん、その人は書物か何かで読んだことを確かめるために聞いたような気がする。「回転体」の他には、「きつね」がある(らしい)。 僕はその時、そういうのは聞いたことがないぞ、くらいに答えた。 当に聞いた事がなかったからである。しかしその後数年して、そのような人に当に遭遇したのである。彼はとても重い統合失調症の患者さんで一生退院できそうにないレベルだった。しかも対人関係が悪く、いつも孤立しており個室でないと生活できない。 しかし、すごく重い割に個室で処遇する限りは問題がないので開放病棟で様子をみていた。彼はフローリングのワンルームマンションのようなところで生活していたが、離院すればできるのに離院もしなかった。 ある日、彼を診察していたところ、険

    『回転体』
  • 『職場に行くと息苦しい』

    最近のうつ状態では、状況に応じて病状が変わるという人々がいる。特に若い人。職場では全然元気がなく、家に帰ったら生き返るような人たち。 こういう人々は少なくとも古典的なうつ状態とは言えない。元々、うつ病には「日内変動」という用語があり、朝より夕方が少し改善するものが内因性っぽいのだが、新しいうつ状態の日内変動はその範囲を超えている。おそらく彼らは古典的なうつ病とは別な疾患だと思う。(重要) 数ヶ月前に、職場で特定の人から言葉の暴力を浴びてうつ状態になった患者さんを経験した。この人は家に帰ってからもうつ状態が続いていたので、新しいタイプのうつとは言えなかった。基的には古いタイプなんだと思う。きっかけが、その言葉の暴力だっただけだ。 この職場で人をうつ状態に陥れている人だが、いろいろ意見があるが、おそらく「自分がそのように言った時、相手がどのような気持ちになるか感じとることができない人」なので

    『職場に行くと息苦しい』
    yoooshi99
    yoooshi99 2009/03/21
    薬物治療は変わっていく自分に気付きづらいから、本当に恐ろしい。
  • 『「お医者さまの奥さんのバカぶりについて」の補足1』

    先日の「お医者さまの奥さんのバカぶりについて」の記事には予想通り、色々なコメントがついていた。あのエントリはもうずっと前に書いたもので、あまりにもだったのでアップするつもりはなかった。どこかのフォルダに紛れ込んでわからなくなっていたが、その後、偶然みつかり、この程度ならいっか・・と思ったのと、どのような人たちがこのブログを見ているのか調査できると思ったので突如アップした次第である。 あの記事は主観でもなんでもなく、事実をそのまま書いたものがほとんどなので、僕にしては客観的な内容だと思うよ。色々な意見があったので簡単に補足しておきたい。 まず、僕の嫁さんはどうなのか?という話も出ていたので、これについて。一応、僕の母親だけでなく、その家族もそうだが、「頭が良い」ということに価値をおく家系なのである。彼らはろくに学歴も良くはないのに、そういう人を嫁に貰うように言われていた。 僕の母親は子供の頃

    『「お医者さまの奥さんのバカぶりについて」の補足1』
  • 『お医者さまの奥さんのバカぶりについて』

    元々、このブログではこのようなエントリは避けていたが、たまには良いのではないかと思った。アメブロにも尖ったエントリは歓迎されないと書かれてあるし。こういうエントリは滅多に書かないので、たまにアップする時はよく味わって読んでほしい。 僕は親戚に医師や歯科医師が全然いないのであるが、なぜか友人にはそういう関係の人が多かった。過去ログでもそれが出てくる(参考)。そんなこともあり、僕は偶然、子供の頃から長く医師の家庭を観察できる立場にあった。 僕は医者であるが、かつては普通の家庭の子供だった。だからどうしても普通の家庭の視線にはなる。うちには子供がいないので、今でもそういう見方が変わらない。何でも好きなことがいえるのである。 大学入学後、家庭教師に行くことになったが、僕は医者の師弟と普通の家庭の師弟など幾人かを教えた。もちろん家庭の経済レベルは平均より高かった。家庭教師をつけられる家庭はそう多くは

    『お医者さまの奥さんのバカぶりについて』
  • ブログ|kyupinの日記 気が向けば更新

    kyupinさんのブログテーマ、「ブログ」の記事一覧ページです。

  • 『人をうつに陥れる達人』

    普通、こういう人を直接、精神科医が見ることは少ない。たいていは患者さんからの又聞きである。そういう人が上司にいたりすると部下は相当に困惑し悩む。一部の人は精神が耐えられる範囲を突破し、うつ状態や神経症状態になったりする。 そういう人たちがしばしば精神科にやって来るので、「人をうつ状態に陥れる達人」について又聞きの範囲で種々の特徴を掴むことはできる。 まあ徒然なるままに、その特徴を挙げていくと、まずある程度上の役職までなったような人なのでそれなりに能力は高いんだと思う。 しかし彼ら(彼女ら)は、人の気持ちを配慮する能力が欠如しているので、相手を傷つけることを言ってしまったりする。もちろん仕事上で、何がしか言わざるを得ない場面もあるだろう。しかし少なくとも、そんな風に言わなくても良かろうというのが多い。 重要な点は、彼らが相手を深く傷つけたことに気付かない点だと思う。 そういう人たちが、なぜ上

    『人をうつに陥れる達人』
    yoooshi99
    yoooshi99 2009/03/20
     家のことをそのまま書かれているみたいだorz
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