「元はビル建築に携わっていた」という非開発者出身のAsa Dotzler氏 Google Chromeの開発の勢いには目をみはるものがある。現存するWebブラウザ間で最速ではないかとみられるV8 JavaScriptエンジンにはじまり、JavaScriptアプリケーションの高いスケーラビリティ、自動アップデート機能、工夫されたタブブラウジング、セキュリティやロバスト性、メモリ再利用で有利なマルチプロセスアーキテクチャ、考慮されたセキュリティモデルなど、後発のブラウザだけのことはあり、いいとこ取りの設計になっている。メジャーリリースも半年ごととほかのブラウザと比較して短く、エクステンションの対応も正式にはじまるなど、その勢いはとまることがない。 一方、これまでOSSブラウザの雄として注目を集めてきたFirefoxは、シェアは伸びつづけているものの、Firefox 3.1のリリースが伸びに伸び