紀元前のこの地にはモンゴロイド系の先住民、すなわちインディヘナ(インディオ)が暮らしていた。先古典期中期には、オルメカ文明の影響を受け、チャルチュアパ(スペイン語版、英語版)などに祭祀センターが築かれた。1世紀にイロパンゴ火山の噴火、に伴い、先住民はグアテマラのペテン低地など低地マヤ地域に避難したと考えられている。先古典期後期のウスルタン式土器や石碑を刻む伝統も伝播した。6世紀末、ロマ・カルデラ火山の噴火に伴い埋まった集落ホヤ・デ・セレンは保存状態が良好であったため、世界遺産に登録されている。 10世紀ごろには小王国がいくつか成立し、そのうちピピル人はクスカトラン(スペイン語版、英語版)を首都にして16世紀までに統一王国「クスカトラン王国(スペイン語版、英語版)」(ピピル語: Tajtzinkayu Kuskatan, 1200年ごろ - 1528年)を建設しつつあった[5]。 スペイン植
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