タグ

ブックマーク / chikirin.hatenablog.com (31)

  • 「いつでもやめられる」ことこそ強者の特権 - Chikirinの日記

    最近、強者がもつ最大の特権とは、「いつでもやめられる」ことなんだなと再認識しました。 たとえば仕事。 「この会社をやめたら、今以上の条件で再就職できることはまずない」と思う人は どんなに大変な状況でも どんなにくだらない仕事でも 簡単には辞められません。 セクハラやパワハラを受けていても、「それでもここより条件のいい職場はありえない」と思えば我慢するしかない。 反対に、いくらでも活躍できる場所のある人なら「こんなアホみたいな環境で働くのはまっぴらごめん」とソッコーで言えちゃう。 「何やってもべていける」「今ここを辞めても、あたしの市場価値は下がったりしない」と思えれば、さっさと辞められる。 「いつでも辞められること」こそ、強者の特権であり、(反対にいえば)強者であることの証しなのです。 「別れたいけど、離婚してもべていけないし」と考える人は、自分からは結婚生活を止められないし、 「この

    「いつでもやめられる」ことこそ強者の特権 - Chikirinの日記
  • 「つながり」 - Chikirinの日記

    ミクシィ(Mixi) やブログを含め、ネット上のソーシャルネットワークサービスが人気になって以来、「つながり」という言葉が頻繁に使われるようになりました。 ネットがなかった時代、人と人が「つながる」ことのできる場は、家族や学校、会社などリアルな場所だけでした。 もちろんそれらのリアルなコミュニティで「つながり」を得て、楽しく暮らせる人もたくさんいます。 でも、物理的に時間と場所を共有できる人の数はたかが知れています。 だから、なんらかの面において「マイノリティ」である人は、そういった狭い場所では「つながる人」を見つけられない。 また、なんらかの事情で学校や会社といった「無理矢理にでも人をつながらせるコミュニティ」から脱落してしまうと、すべての「つながり」が一気に失われます。 だから、生まれつき家族とソリが合わなかった人、学校に馴染めなかった人、(仕事としてではなく)所属としての会社に入れな

    「つながり」 - Chikirinの日記
  • 2017-08-04

    今はオフィシャルサイトに記載が見つからないのだけど、東京オリンピックのボランティアに求められる条件として、 外国語能力や研修を受けること、などに加え「 1日 8時間、10日以上できる」という条件が(一時は?)案として挙がっていたらしく、 メディアやネットでも、「無償でそんなに働かせるの?」と話題になってました。 今や時給 1000円でもアルバイトの集まらない東京で、あのメチャ暑な時期に無償で働く人を 8万人集めようというのだから、オリンピックってまじスゴイ。 でも実は、ボランティアなしに維持できない制度やイベントは他にもたくさんあります。 たとえば、少年院から出てきた少年少女の保護観察や更生見守りを担当する保護司。 少年院から出てきたばかりの子の家探しや職探しを支援し、定期的に更生状況を把握するなど大変な仕事だと思うのだけど、これもボランティア(無償の活動)。 他にも法務省が行う「明るい社

    2017-08-04
    youchan40
    youchan40 2017/08/05
  • 機械に合わせて生活を変える時代へ - Chikirinの日記

    これまでの技術や機械は「人間の生活をより快適に、便利にするため」研究・開発されてきました。 このため生活の中で使えない技術や機械は、未熟な技術、未熟な機械だとして受け入れられませんでした。 反対にいえば、「その製品や技術が完成、成熟したかどうか」は、「生活の中で使えるレベルになったかどうか」によって決まっていたわけです。 でも今は「技術や機械が未熟なら、生活のほうをそれにあわせて変えればいいじゃないか」となりつつあります。 その典型例が自動掃除機のルンバ。 今、家具店に行くと、「下にルンバが入れる高さです」と表示されたソファやベッドが売られています。 いままでなら「掃除機に合わせて家具をデザインする」なんて考えられなかったでしょう。 従来の発想では、足の短いソファやベッドの下にも入れるよう、ルンバ側が薄型化を実現せねばならなかったのです。 実際、日の掃除機メーカーは「ベッドやソファの下も

    機械に合わせて生活を変える時代へ - Chikirinの日記
    youchan40
    youchan40 2017/07/24
  • 依存症になる前に - Chikirinの日記

    「自分には関係ない」って思ってる人も多そうだけど、実は誰でもなる可能性のある依存症。 タブレットやスマホゲームをやってると、「あと1回、あと1回」と思ってる間にいつのまにか 1時間も 2時間も過ぎてたりする。 「これって依存状態だよね?」と自分でも思います。 ★★★ 依存症というのはドーパミンという脳内ホルモンの分泌異常が起こる「治療すべき病気」であって、 一度なってしまうと、意思の力や根性により、ひとりで治すのは困難。 よく「生活保護の人がパチンコしてる」のを「働けるのにサボってる」と非難する人がいますが、あれは、 1)パチンコや競馬にはまってギャンブル依存症になる ↓ 2)依存症になって仕事に身が入らなくなり失職 ↓ 3)貯金を使い込むなどして家族にも愛想を尽かされる(離婚) ↓ 4)べていけなくなり生活保護になる という順番なので、依存症の治療をしないと問題は解決できません。 依存

    依存症になる前に - Chikirinの日記
    youchan40
    youchan40 2017/02/27
  • 働き方改革における3つの選択肢 - Chikirinの日記

    来る日も来る日も生産性の低ーい仕事を長時間やらされている全国の「疲弊する中所得者」のみなさん! 今いる場所から逃げ出したいと思ってますよね? ↑ 大丈夫! この図からわかるように、みなさんが逃げ出せる場所は3つもあります。 ★★★ ひとつめは労働時間を短くする道。残業規制とかノー残業デイによって、強制的に労働時間を短縮するのが代表的な方法ですね。 これをやるとめでたく「疲弊する中所得者」から脱出でき、「時間に余裕のある低所得者」になることができます! ↓ やったね! ★★★ ふたつめは生産性を上げる方向に移動するパターン 無駄な仕事を止め、くだらない顧客からのリクエストは拒否し、高付加価値の仕事だけを選んで働くという道です。 ここを選ぶと生産性が上がるので、働く時間が短くなっても所得は変わりません。 なので、「時間に余裕のある中所得者」になることができます! やったね! ★★★ 最後に、「

    働き方改革における3つの選択肢 - Chikirinの日記
    youchan40
    youchan40 2017/02/12
  • 興味が出てきた方、ぜひアクションを! - Chikirinの日記

    昨年から続く連載シリーズの最終回です。 第一回 浅草から考える多文化共生 第二回 インバウンド観光にみるムスリムの可能性 第三回 B級グルメから神戸ビーフまで 第四回 産業政策としてのハラール認証 第五回 dietary requirements ? 第六回 モデスト・ファッションって知ってます ? さて、最終回の今日は、これまでの取材&インタビューで感じたこと、そして、取材元のハラールメディアジャパンからのメッセージをまとめておきます。 まず声を大にして言いたいのが、日は今まさにムスリム・フレンドリー国家になるべく猛ダッシュを始めるべきタイミングだということ。 慰安婦像を増やし続けるなど政治問題が片付かない韓国、政府の税制や規制強化でいっきに行動様式の変わる中国からの観光客と異なり、 インドネシアやマレーシアと日の間には大きな政治問題もなく、かつ、これらの国の人はみんな大の日好き。

    興味が出てきた方、ぜひアクションを! - Chikirinの日記
    youchan40
    youchan40 2017/01/23
  • 新たな経済成長の源 - Chikirinの日記

    先週、発売された新刊、おかげさまで販売好調です。さっそくに買ってくださった皆様、書評や感想を書いてくださった皆様に心より感謝します。 さて、今日も小林雅一さんが朝日新聞に書評を書いてくださってました。 この書評の注目点は、 身の回りにモノが溢れ、一見豊かな現代社会も「生産性」という観点から見ると問題だらけ。ここに改めてメスを入れることが、長らくデフレに悩む日など先進国にとって次なる経済成長の源になると書は説く と書かれた最後の部分です。 私のは多くの方の手にとっていただけるよう、親しみやすいイラストを使った装丁に身近な事例をちりばめ、平易な文章で書いたが多いのですが、 一方でその根幹には、「これから現代社会はどちらの方向に向かっていくのか」という社会の潮流の指摘が含まれています。 たとえば前著の「マーケット感覚」のでは、「社会の市場化」というトレンドに基づき、これからの時代を生き

    新たな経済成長の源 - Chikirinの日記
    youchan40
    youchan40 2016/12/05
  • 「世の中を生き抜く根幹の力」 解説シリーズ - Chikirinの日記

    今週末、新刊がでます。表紙からも一目瞭然ですが、例のシリーズの第三弾です。 自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方 | ちきりん | | 通販 | Amazon → 楽天ブックス 紙版   kobo版 → アマゾン 紙版   キンドル版 私はブログ運営記や社会派旅行記、ツイッター名言集など様々なを出していますが、ダイヤモンド社から出しているこのシリーズでは、 「これからの世の中を生き抜くために必要となる、もっとも大事な能力」をひとつずつ取り上げ、解説しています。 最初に出したのが「考える力」の重要性を説き、その具体的な方法を説明したこちら。 自分のアタマで考えよう | ちきりん, 良知高行 | | 通販 | Amazon → Kindle 版 → 楽天ブックス 世の中には「勉強する」と「考える」の違いがわかっていない人もいるし、「分析する」とか「調

    「世の中を生き抜く根幹の力」 解説シリーズ - Chikirinの日記
    youchan40
    youchan40 2016/11/23
  • インセンティブ・システムと弱者支援の違い - Chikirinの日記

    私は下記のの中で、「組織や人を動かす必要があるとき、 1)規制や罰則によって動かそうとする人と 2)インセンティブ・システムで動かそうとする人がいる。 両者を比べれば、後者のほうがよほど賢い」と繰り返し書いています。 マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法posted with amazlet at 15.11.10ちきりん ダイヤモンド社 売り上げランキング: 1,923 Amazon.co.jpで詳細を見る → Kindle 版 → 楽天ブックス マーケット感覚=ビジネスの話と勘違いしてる人も多いけど、実は公の制度だって(てか、公の制度こそ)もっとインセンティブ・システムを活用すべきです。 たとえば教育費 高校は義務教育ではないので公立でも授業料がかかるし、授業料無料の公立小学校や公立中学校でも、多額の関連経費が必要です。 たとえば、お

    インセンティブ・システムと弱者支援の違い - Chikirinの日記
    youchan40
    youchan40 2016/10/04
  • いい人生の探し方 第二話 - Chikirinの日記

    先日のエントリの続きです。第一話は下記。 ・いい人生の探し方 リアルストーリー 第一話 < Mさんへのインタビューから> ロースクールは楽しかったです。 新しい制度になってまだ 2年目だったので、司法試験改革の精神に基づき、ディスカッション中心の授業が行われていました。 ただ、勉強を始めるとすぐ「これは簡単に受かる試験じゃない」ということも分かりました。 周りにいたのは東大や早慶、あとは中央大学の法学部の人くらいでしたし。 加えて想定外だったのは、入学して 1年もたたない頃に妊娠がわかったことです。それを機に結婚し、出産と育児のために 1年間、休学することになりました。 今から考えると甘かったとは思いますが、当時は子供を産むことに迷いはありませんでした。 妊娠は女性の人生を縛るものと捉える風潮もありますが、私は当時から妊娠することをとてもポジティブにとらえていました。 なにより子供を産むこ

    いい人生の探し方 第二話 - Chikirinの日記
    youchan40
    youchan40 2016/06/19
  • 地方自治体の消滅こそ社会の進歩 - Chikirinの日記

    総務省のデータにあるように、日の自治体の数は、明治以来ずっと減り続けています。 具体的にはこんな感じ↓ 年月 西暦 市 町 村 計 メモ 明治21年 1888 0 内訳略 内訳略 71,314 - 明治22年 1889 39 内訳略 内訳略 15,859 ※1 市制町村制施行 大正11年 1922 91 1,242 10,982 12,315 - 昭和20年10月 1945 205 1,797 8,518 10,520 (終戦) 昭和22年 8月 1947 210 1,784 8,511 10,505 地方自治法施行 昭和28年10月 1953 286 1,966 7,616 9,868 ※2 町村合併促進法施行 昭和31年 4月 1956 495 1,870 2,303 4,668 新市町村建設促進法施行 昭和31年 9月 1956 498 1,903 1,574 3,975 町村合併

    地方自治体の消滅こそ社会の進歩 - Chikirinの日記
    youchan40
    youchan40 2016/04/09
  • 日本の人口 1億 2730万人の内訳 - Chikirinの日記

    の人口は今、1億 2730万人なので、今日はその内訳を調べてみました。ざっくりした数字です。 まずは働いてる人。就業者数は 2016年の 2月で 6351万人。 就業者とは、会社員はもちろん、個人事業主、有給役員、パートタイマーやアルバイト、雇用期間が 1カ月以内や日雇いなど臨時雇用者、派遣や下請従業者から、一時的に休業してる人に家業を手伝う人も含む かなり広い概念 で、事実上「ちょっとでも働いた人」です。 ちなみに、雇用されてるのは上記の内数で 5684万人。よくニュースでやってる「非正規雇用が 4割」ってのは、この雇用者数を 100とした時の比率です。 完全失業者数は 213万人なので、就業者+失業者= 6564万人、これが労働力人口と呼ばれます。 次に「まだ」働いてない人。 文部省のサイトによると、小学生は 654万人、中学生が 346万人、高校生が 330万人で、合計 1330

    日本の人口 1億 2730万人の内訳 - Chikirinの日記
    youchan40
    youchan40 2016/04/03
  • 年齢差 10歳で出会わせよう! - Chikirinの日記

    少子化を防ぐため、女性が働きやすくなる環境を整えよう」という話を聞くと、いつもアタマが“???”になります。 なんで女性が働きやすくなったら、子どもが増えるんですかね? あたしはアタマの構造がシンプルなので、 「働きやすくしたら、働く人が増えるだけなんじゃないの?」 と思ってしまいます。 子どもを産んでほしいなら、働きやすくするんじゃなくて(もっと直接的に)子どもを産みやすくしたほうがいいのでは? どうやったら、子どもを産みやすくなるのかって? ずばり、「子どもを産みたい人が結婚しやすい社会」を作ればいいんです。 日では、未婚で子どもを生む人はほとんどいないんで、結婚しないと話が始まりません。 とはいえ、50歳の女性が結婚しやすい環境を整えても意味はありません。 30代後半の女性が結婚しやすい環境を整えるのも・・・・まあ悪くはないですけど、できれば、「 30歳になる前の女性= 20代の

    年齢差 10歳で出会わせよう! - Chikirinの日記
    youchan40
    youchan40 2016/01/02
  • この一冊 2015年から2016年へ - Chikirinの日記

    今年もあと一週間で終わりですね。 今日は「新しい年を迎えるにあたって、ぜひ読んでおきたい一冊」をご紹介します。 それは、ロバート・アラン・フェルドマンさんによる日経済についての分析、そして提言であるコチラ ↓ 日経済の問題点と可能性を超わかりやすく解説する凄腕エコノミストのフェルドマンさん。彼が書いたこののクオリティは、前書き冒頭の一文に凝縮されています。 経済学とは何かと訊ねられれば、「希少資源の最適な利用の学問」と答えます。 さらにその目的は「希少性からくる争いを減らし、世界を平和にすること」と言えるでしょう。 国や人間が争ってきた歴史を振り返り、世界の現状を見れば、争いが希少な物や足りない物が原点になっている場合が多いことが分かります。 水や石油、べ物や環境など、希少資源や希少商品をどうやって公正配分し、どうやって希少性を解消するか、それを考えるのが経済学です。 奇しくも今

    この一冊 2015年から2016年へ - Chikirinの日記
    youchan40
    youchan40 2015/12/27
  • 次の50年で4500万人 減るということ - Chikirinの日記

    こちら と こちら のデータによると、 2015年の日の人口は 1億 2689万人 2065年(50年後)の日の人口は 8135万人(推計) つまり次の 50年で、日の人口は 4554万人減るってことなんです。 50年といえば、大学生が 20代から 70代になっていくまでの期間なので、「今、就活中の大学生が働いている間=定年を迎えるまでに、日の人口は 4554万人減る」ってことであり、 「今年生まれた赤ちゃんが 50歳になるまでの間に、日の人口は 4554万人減る」ってことでもあります。 彼らは、そういう時代に働き、そういう時代に生きていくのです。 たしか数年前、日創生会議が「日の自治体の多くに、消滅可能性がある」と試算して大騒ぎになりましたが、これでは消滅可能性都市どころか、「消滅可能性地域」だってありえます。 てかさ、地方が衰退するのは東京の一極集中が原因じゃなくて、人口

    次の50年で4500万人 減るということ - Chikirinの日記
    youchan40
    youchan40 2015/12/12
  • ノーベル財団めちゃすごい - Chikirinの日記

    みなさん、ノーベル賞に関して “一番すごい” のはどこだと思います? アメリカ? 日? それともカミオカンデ? どー考えても一番すごいのはノーベル財団ですよね。 この賞に関しては、“受賞者より授与者”の方が圧倒的にスゴイです。 なんたって、ノーベル賞を自国の人が受賞すると、アメリカや日はもちろん、中国だって(平和賞や文学賞みたいな嫌みな賞は別として)その受賞をめっちゃ喜びます。 アメリカと対立してるすべての国、ロシアだろうがイラクだろうが中南米の国だろうが、ノーベル賞を喜ばない国はありません。 国の価値観や宗教や政治的な立場に拘わらず、独裁国だろうが民主国だろうが共産国だろうが、みーんな自国研究者の受賞を喜ぶんです。 加えて、国内のすべてのグループがそれを喜びます。 今、シリアの学者が自然科学系でノーベル賞をとれば、アサド大統領も、反政府勢力の人達も、そしてテロ集団の I S でさえ喜

    ノーベル財団めちゃすごい - Chikirinの日記
    youchan40
    youchan40 2015/10/11
  • 「戦力外労働力」の市場参入が始まる - Chikirinの日記

    ランサーズを訪問して話を聞き、その後、や資料を読んで(いつものように“にわか”)勉強をした結果、 クラウドソーシングという“仕事と働く人を結ぶ新しいマーケットの仕組み”について、ちきりんが理解したこと、驚いたこと、考えていることを、ひとつずつ書いていくことにします。 先日も軽く触れましたが、クラウドソーシングの普及と拡大によって、これから人の働き方が大きく変わると思われます。 ランサーズがキャッチフレーズとして「時間と場所にとらわれない新しい働き方」とうたっているように、 今までは「時間と場所の制約のために、活用されていなかった仕事力」が、(個別にはごく僅かだけれども、合計すると実は)ものすごい量、存在していたわけです。 たとえば、 1)地方在住のため、(能力も時間も意思もあるのに)仕事がない 2)子育てや介護や自分の健康問題のため、“週に10時間”なら働けるけど、通勤や通常勤務ができな

    「戦力外労働力」の市場参入が始まる - Chikirinの日記
  • インドネシア政府の決断から考える - Chikirinの日記

    先日行われたインドネシアの高速鉄道の入札結果は、とても興味深いものでした。 ここ数年、首都ジャカルタからバンドゥン(インドネシア第三の都市)まで新幹線のような高速鉄道を敷くという計画がもちあがり、日中国が受注を競っていました。 世界一の技術と安全性を売り込む日にたいして、コストの安さと工期の短さを訴え、「中国の高速鉄道なら、ジョコ大統領の任期中に完成しますよ!」とアピールする中国。 この二ヵ国はインドネシアにとって超重要な経済関係国。どちらが勝っても、負けた国との関係が悪化するのでは? と懸念されるほどの激しい受注競争でした。 最初は日が優勢だったらしいけど、途中で日が取り込んでいた商業大臣が辞任、中国側が猛追すると、 日も建設費用のための円借款( ODA )の返済条件を大幅に緩和するなど、最後までデッドヒートが続いており、その結果には多くの人が注目していたんです。 ところが、

    インドネシア政府の決断から考える - Chikirinの日記
    youchan40
    youchan40 2015/09/10
  • キャリアの一貫性なんてマジ無用 - Chikirinの日記

    今回ジャカルタで会った人と話してて、「一貫したキャリア形成が大事」なんて、まったくもって嘘っぱちだよねーと、改めて確信しました。 その女性は自身の母親がそうであったように、自分も長く働きたいと考え、大学ではデザイン学科に進みます。卒業後は、希望通りデザイン事務所に就職。専門職としてキャリアを積んでいこうと考えます。 でも働いてみたら、「デザインだけをやる事務所ではなく、自社でモノを作っているメーカーで商品デザインを担当したい」と考えるようになり、一年後にメーカーに転職。プロダクトデザイン部門で働き始めます。 頭の古いキャリアカウンセラーからは「石の上にも 3年は我慢すべき。1年で辞めたりしたら絶対ダメ!」とか言われそうですよね。 とはいえ、ここまでは、いわゆる「一貫したキャリア」だったのですが、更にステップアップしようと転職したアウトドアグッズのメーカーでは、なぜか広報・PR 部門に配属さ

    キャリアの一貫性なんてマジ無用 - Chikirinの日記