2011年6月5日、東日本大震災により発生した津波により、沿岸地域には大量のヘドロが巻き上げられた。このヘドロの処理が進まない。放置されたヘドロによる二次被害を懸念する報道がなされている。梅雨シーズン、夏を控え感染症の拡大の可能性が指摘されている。 (参考:福島第一原発事故-夏のレジャーシーズンを控え、海、湖沼、川の遊泳可否について国としての基準設定へ) image from OKAMOTOAtusi ヘドロの総量すら全く分からない。被災した東北3県ではその被害の範囲も把握しきれていない状況である。街中に放置されたヘドロ、腐敗した海産物による衛生問題が浮上している。専門家は、早急に国として対応すべきであると指摘している。 ヘドロには、中毒を起こす有毒物質だけではなく、感染症の原因となる破傷風菌、レジオネラ菌、ノロウイルス。そして、「人食いバクテリア」といわれる毒性の強いビブリオ・バルニフィ