北海道の十勝地方から本州にジャガイモを運ぶ専用の臨時貨物列車、通称「ジャガイモ列車」が、地震のあと線路が復旧したことから、今シーズンの運行を始めました。 地震のあと線路にゆがみが見つかったため、今シーズンは運行が延期されていましたが、線路の復旧が完了して19日から運行が始まりました。 帯広貨物駅では、午前7時半ごろ、ジャガイモを載せた貨車13両を連ねた列車が、本州に向けて出発しました。 列車は青函トンネルを通って20日昼ごろ埼玉県内の駅に到着し、その後ジャガイモは、ポテトチップスに加工するためトラックに積み替えられて首都圏各地の工場に運ばれます。 沿線に住む50代の女性は「地震のあと、毎年収穫の時期に通る列車を目にすると、いつもの風景が戻ったように感じます」と話していました。 ジャガイモ列車は、来月17日までの予定で毎日1本運行され、合わせて1万3000トンのジャガイモが運ばれます。
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