介護現場には綺麗ごとが蔓延しています。 人の善意につけこみ自己犠牲を誘発させるセリフをよく聞きます。 「しんどい時こそ皆で力を合わせて頑張ろう」 このセリフは一見、間違っていないように思われますが、介護業界はその使い方を履き違えてしまっています。 頑張ることは良いことに違いありませんが、「介護業界はどこをどう履き違えているのか」ということについて記事を書きたいと思います。 介護業界はどう履き違えているのか 介護業界は「しんどい時は力を合わせて頑張ろう」という台詞のどこをどう履き違えているのでしょうか。 ①自己犠牲だけを期待している 「力を合わせて」ということは「協力して」という意味です。 「協力」ということは、力を出し合うだけではなく、補ったりフォローもしていく必要があります。 しかし、介護業界の場合は、連携は必要なもののお互いを補ったりフォローすることが難しい業務になります。 ワンオペ夜