国連機関の現地駐在代表を勤める女性とは… 世界で活躍する女性の中には、国連諸機関の現地駐在代表となった人物もいる。それは何がおきるかわからない現地を統括できると本部から認められたということ。名実ともに国際支援の有力者だ。 開発途上国の子どもたち対象の社会開発を手がける、国連児童基金のユニセフでは、日本人が駐在代表を務める国は4カ所ある。タジキスタン、オマーン、メキシコ、ネパールだ。その中の一人、タジキスタンの代表を務めるのが杢尾雪絵さん。杢尾さんが日本に一時帰国したと連絡を受け、会いに行ってきた。 杢尾さんは、まさに現場から現場へ移動しながら昇進してきた手本のような人。大学で建築学を学び、83年春、建築会社の都市計画部門でコンサルタントになった。20代の若い女性は対等に扱ってもらえず、不利だと思うことがしばしばだったという。それでも仕事自体は面白いので10年やればなんとか認められるだろ