今回はCocoa Touchが持つ画面遷移機能について、仕組みと実際のプログラミングについて解説します。 画面構成を考える Viewとコントローラ Cocoa Touchでは、1つのアプリの中で複数の画面を遷移させるための仕組みがいくつか提供されています。リストから項目を選択すると右側から次の画面が現れたり、下に並べたタブから画面を選択させたりと、その使い方もさまざまです。Cocoa Touchではこれら1つ1つの画面を「View」と呼んでいます。 ViewはすでにInterface Builderで使ったことがあります。Viewという名前のついたウィンドウにパーツを配置して画面を作ったのを思い出してください。それこそがまさにViewの実体です。 Viewを作っただけでは、画面は出るもののアプリとしては何の役にも立ちませんでした。そこで、アウトレットやアクションを作成し、プログラムに接続し