『黒い羊は迷わない』(くろいひつじはまよわない)は、落合尚之の漫画作品。週刊ヤングサンデー(小学館刊)96年42号から51号に第一部が、97年29号から39号に第二部が連載された。全2巻。2007年10月にコミックパークより単行本をスキャンして作成されたオンデマンド版が発売された。 「背理」の通り名を持つデプログラマー曜堂哲夫と、彼がかつて壊滅寸前に追いやったカルトの元信者であり後に助手となる成田湊。 この二人を主人公として、第一部ではカルト宗教とその信者や脱会者、第二部では機能不全家族とそこで育ったアダルトチルドレンをそれぞれ軸となる題材として扱い、「精神的自立」という物語のテーマを広く描いている。 曜堂哲夫(ようどう てつお) 本編の主人公。天才的なスキルを持つデプログラマー(脱洗脳技術士)。 卓越した脱会実績に加え、彼によって壊滅に追いやられた宗教団体も少なくないことから、カルト側か