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著むに関するyukattiのブックマーク (3)

  • 室生犀星 抒情小曲集

    抒情詩の精神には音楽が有つ微妙な恍惚と情熱とがこもつてゐて人心に囁く。よい音楽をきいたあとの何者にも経験されない優和と嘆賞との瞬間。ただちに自己を善良なる人間の特質に導くところの愛。誰もみな善い美しいものを見たときに自分もまた善くならなければならないと考へる貴重な反省。最も秀れた精神に根ざしたものは人心の内奥から涙を誘ひ洗ひ清めるのである。 時は過ぎた。『抒情小曲集』出版の通知を受取つて、私は、今更ながら過ぎ去つた日の若い君の姿が思ひ出される。初めて会つた頃の君は寂しさうであつた、苦しさうであつた、悲しさうであつた。初めて君の詩に接した時、私はその声の清清(すがすが)しさに、初めて湧きいでた同じ泉の水の鮮かさと歓ばしさとを痛切に感じた。君はまた自然の儘で、稚い、それでも銀の柔毛(にこげ)を持つた栗の若葉のやうに真純な、感傷家(センチメンタリスト)であつた。それは強い特殊の真実と自信と正確さ

    yukatti
    yukatti 2013/02/14
    名作。「小景異情」とか入ってます。"ふるさとは遠きにありて思ふもの/そして悲しくうたふもの"
  • asahi.com:野間文芸賞、村上龍氏の「半島を出よ」に決まる

    yukatti
    yukatti 2005/11/08
    第58回野間文芸賞は村上龍『半島を出よ』(幻冬舎)に決定。「副賞300万円」各賞賞金いちいち書いてある
  • 村井実『新・教育学のすすめ』 - KogoLab Research & Review

    新・教育学のすすめ (小学館創造選書 (22)) 作者: 村井実出版社/メーカー: 小学館発売日: 1978/02メディア: 単行この商品を含むブログ (2件) を見る 教育を支配してきた考え方は次のようだと村井先生は主張します。 A. 手細工モデル=「作る」モデル=「善さ」が子どもの外にあり、それに向かって仕上げていく B. 農耕モデル=「育てる」モデル=「善さ」が子どもの内にあり、それを自然に育てる C. 生産モデル=手細工モデルの近代化=大規模化・学校化 学校以降の教育者たちは、農耕モデルと生産モデルのジレンマを解消しようとして「子どもは善さへの可能性を持っている。それを引き出すのが教育だ」という考え方を生んだといいます。そして、これは「ペテン」である、と。つまりこれは「子供たちが自発的であるかのように振る舞う」指導だから、というわけです。 では、村井先生が描く理想的なモデルとは何

    村井実『新・教育学のすすめ』 - KogoLab Research & Review
    yukatti
    yukatti 2005/07/20
    「人間モデル」。「子どもが善くなろうとしている脇から先生が働きかけて、善さを実現するようなモデル」
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