低品質な医療情報は今もネットに大量に、目立つ形で残っている。そんな中、医師の「参画」や「監修」など、医師の関与を思わせる表現で、信頼性をアピールするサイトがいくつも現れた。 中には、網羅的な内容の記事を短期間で大量に用意し、検索エンジン対策をしてユーザーを呼び込むという、昨年末に閉鎖に追い込まれたDeNAの医療キュレーションメディア「WELQ」同様の手法を使ったサイトもある。 株式会社リッチメディアが運営するヘルスケア情報サイト「ヘルスケア大学」もその1つだ。同サイトでは実態のない「参画」が発覚、5000人以上としていた参画医師の情報は削除され、7月4日18時現在1510人となっている。 A医師が記事を監修するように依頼されたのは、2015年。ヘルスケア大学立ち上げ当初、前身のスキンケア大学を運営していたリッチメディア社の関係者から「新しいメディアを立ち上げる」ということで声をかけられたと