福岡市のJR博多駅前の道路陥没事故でできた巨大な穴が、11日夕までにほぼ埋まった。市交通局によると、地表から深さ3メートルまで埋め戻し、現在は水道やガスなどライフラインの復旧に向け、管やケーブルの埋設工事を本格化させている。8日早朝の事故発生から3日。徐々に日常へ近づきつつある。 【動画はこちら】衝撃的な道路が崩落する瞬間を撮影 博多陥没 市は13日までにライフラインを復旧させると同時に穴を地表まで埋め戻す作業を続け、14日中には道路を通れるようにする仮復旧を目指している。 巨大な穴は縦横約30メートル、深さ約15メートルに及んだ。市は事故発生から24時間体制で復旧作業を続け、「流動化処理土」と呼ばれる、水の中でも固まるセメントを混ぜた土を流し続けてきた。土が固まると、その上に砕石を敷く作業を続け、11日夕までには重機や作業員が現場を行き来し、ライフラインの復旧工事を進められるようになっ