認知症の早期発見、早期治療のために知っておきたいこと 2016/5/23 伊藤左知子=医療ジャーナリスト 物忘れが多くなった。今までできていたことがうまくできなくなった。そんなとき、頭に浮かぶのが認知症である。親やパートナー、あるいは自分自身が、もしかしたら認知症かもしれないと感じたときに、私たちはどうすればいいのだろうか。東京都健康長寿医療センター研究所部長の粟田主一さんに話を聞いた。 認知症を疑ったとき、どこへアクセスすればいい? もしかしたら私が、あるいは親が認知症かもしれない。そう感じたとき、すぐに医療機関を受診して、医師の診断を受けることができるだろうか。 「近年、医学の進歩で認知症は早期診断ができる時代になりました。しかしながら、認知症の人が適切に診断にアクセスできているかというと、まだ十分とはいえません」と東京都健康長寿医療センター研究所の自立促進と介護予防研究チーム研究部長
認知症について第一三共株式会社が紹介するサイトです。アルツハイマー型認知症の症状や治療、介護のしかた、心構えなどをご紹介。相談窓口のご案内も行っています。
ヘレ・アレンドルップ・モーテンセン,ギッダ・スカット・ニールセン/野村美佐子 訳 IFLA(国際図書館連盟)は,特別なニーズのある人々に対する図書館サービス分科会(訳者注:旧図書館利用において不利な立場にある人々へのサービス分科会(LSDP))の常任委員会委員であるヘレ・アレンドルップ・モーテンセンとギッダ・スカット・ニールセン著作の「認知症のための図書館サービスガイドライン」1)を2007年に出版した。このガイドラインを自国語で翻訳した最初の国々の一つに日本がある。同ガイドラインの目的は,認知症に苦しむ人々の家族や友人だけでなく,図書館の専門職員,介護者,公共政策立案者の図書館に対する意識を向上させることである。多様な図書館サービスや資料は,喜びや楽しみを提供しながら記憶を刺激することができる。 認知症とは何か?認知症は記憶,思考,行動および情緒に影響を与えるさまざまな脳障害を総称した言
佐藤雅彦さん(61) さとう・まさひこ/1954年生まれ。51歳でアルツハイマー型認知症との診断を受ける。自著『認知症になった私が伝えたいこと』が2015年度日本医学ジャーナリスト協会賞書籍部門優秀賞を受賞(撮影/家老芳美)この記事の写真をすべて見る 認知症というといまなお、「何もできない」「困ったことをする」「すべて忘れる」といったレッテルを貼られがちだ。「日本認知症ワーキンググループ」共同代表として、認知症の当事者の立場から発信を続けている佐藤雅彦さん(61)は、認知症当事者としての思いを次のように話す。 * * * ひとり暮らしにこだわるのは、自由にのびのび生活したいから。パソコンのGoogleカレンダーに予定を入れ、出かける時間を忘れないよう、携帯電話のアラーム機能も使っています。 誰かに生活を決められて指示どおりに動くのは、楽だけれど、自分らしさがなくなる。他人起点じゃなく、
一人一人症状が異なる認知症の人とその家族の経験を集め、誰にでも当てはめやすい形式で40個の「工夫」にまとめた本が出版された。建築や街のデザインの問題を専門知識がなくても理解できるよう共通言語化する手法「パターン・ランゲージ」を認知症に応用。人によって違う幻覚や妄想の症状に対応するための工夫を「見えている世界」と名付けるなど、多くの人が問題や解決方法を共有するためのツールとして活用できるようにした。(寺田理恵) ◇ 問題点と解決方法 本のタイトルは「旅のことば 認知症とともによりよく生きるためのヒント」(丸善出版)。井庭(いば)崇慶応大准教授の研究室と企業や自治体、NPOなどのネットワーク「認知症フレンドリージャパン・イニシアチブ(DFJI)」が制作した。 認知症の当事者や家族ら20人へのインタビューと実際の事例を基に、問題点と解決方法を40個に分類し、「状況・問題・解決」の順序で記述、それ
自分や家族が認知症と診断されると、戸惑い、不安に押しつぶされそうになる人も少なくない。そういう時に役立てて欲しいと、いきいきと過ごす工夫を40のヒントにまとめた本ができた。当事者や家族へのインタビューをもとに「パターン・ランゲージ」という手法を使って整理した。 「旅のことば 認知症とともにより… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
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※2015年8月28日追記:サービス憲章を最新バージョンに差し替えました。 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)では、認知症フレンドリー・ジャパン・イニシアティブと株式会社富士通研究所と協力し、英国アルツハイマー協会の”Dementia-friendly Financial Services Charter”(認知症の人にやさしい金融サービス憲章)を日本語に翻訳しました。 これまで、認知症をとりまく社会的な課題にあまり深く関わってこなかった企業等が「認知症の人にやさしいまちづくり」を担う一員として具体的な場面や対応を想定し、それぞれの取組みを進めていくていくための一助となることを目指しています。現在公開しているものはバージョン0.85です。より適切な訳語を用いたものにするために、ブラッシュアップを続けています。最新版はこのページからダウンロードすることができます
認知症とともによりよく生きるためのパターン・ランゲージ『旅のことば』の紹介です。 http://tabinokotoba.sfc.keio.ac.jp�Read less
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(岩渕) くらしキラリ解説。きょう9月21日は、認知症への理解を深めてもらおうと定められた世界アルツハイマーデーです。この日に因んできょうは、認知症の人たちを巡る新たな動きについて飯野奈津子解説委員です。 Q1 タイトルは「認知症の人からのメッセージ」ですね。 最初にVTRを一つご覧頂きます。 (VTR) これは、認知症の人が自ら会見を開いて、全国の認知症の人たちに声を上げようと呼びかけた時の映像です。 「本人が望む生活は本人自身が声を上げていかないと誰もわかってくれませんし、何も変わりません。全国の認知症本人の皆さん、勇気を振り絞り、声を上げようではありませんか」 この佐藤さん、こんなにしっかり話をするので本当に認知症なのと思われる方もいるかもしれませんが、7年前に若年性認知症と診断されています。荷物の配送の仕事をしていた時に、車を止めた場所がわからなくなったり、電話をかけられなくなっ
中日新聞メディカルサイト「つなごう医療」は 2018年3月末をもって終了いたしました。 長らくご愛顧いただき、 ありがとうございました。 今後、中日新聞の医療関係記事は 中日Webの「医療」コーナー(http://www.chunichi.co.jp/article/feature/iryou/) でご覧ください。 中日新聞社
共想法は、年を重ねると、誰にでも起こりうる認知機能の低下を、脳の使い方の工夫でなるべく防ぐことを目的としています。低下しやすいと知られている、「体験記憶」、「注意分割機能」、「計画力」を使うように設計されています。 2006年、大武美保子(当時、東京大学助教授、2021年現在、理化学研究所チームリーダー)が、認知症の祖母との会話をヒントに考案しました。雑談と比べて、加齢と共に低下しやすい、言葉を取り出す時に必要な認知機能が向上するエビデンスが得られています。 共想法は、写真を見ながら「話す」「見る」「聴く」「考える」を行う会話支援の方法です。参加者は、出題されるテーマに沿って写真を撮ってきて持ち寄ります。話し手の写真が順に映し出されると、時間内に話し、その後、周りの人から質問や感想を言ってもらって、自分の体験をより深く考えます。周りの人の撮影した写真を見て、話を聴き、ものの見方を広げます。
・「痴呆老人」は何を見ているか ボケたらどうなるの?をとっかかりに、現代日本人の精神構造の変容を分析する本。 認知症では偽会話という独特のコミュニケーション形態が見られる。認知症の患者と介護者、あるいは患者同士で交わされるトンチンカンな会話のやりとりのことだ。意味不明のやりとりなのに、会話が和やかにできたことで患者は満足する。会話の内容を論理的に理解できなくても、情動レベルでは立派にコミュニケーションが成立している。認知症の老人にとっては、論理より雰囲気、情報より情動が生存にとって重要なものだからだと著者はいう。 認知症患者は「最小苦痛の原則」に従って、自分にとって痛みが最小になるように、虚構の現実を構成する。無関係の人を自分の夫や妻と思いこむことで、人間関係から自身を確認する。外界とのつながりを断念した人は、過去の記憶の世界につながりを求めようとする。人違いにもルールはあるのだ。 情動コ
◇「有事」に生かせる社会を 他の大きな悲劇の陰に隠れているが、自閉症や認知症の患者の方々やご家族を、3・11以後、第二の悲劇が襲っている。 04年の新潟県中越地震のとき、自閉症や認知症のため避難所の集団生活がうまくいかず、自家用車の中での長期生活を余儀なくされた多くの方々がいた。家族に静脈血栓塞栓(そくせん)症(俗に言うエコノミークラス症候群)で亡くなる方まで出たという。なのに、今回の震災でこの時の教訓がまったく生かされていないらしい。 筆者は25年近く「イネーブルウェア研究会」という情報通信技術関係者と障碍(しょうがい)のある方々を結ぶ活動を続けてきた。7月に行った公開シンポジウムでは、東京福祉大学の立松英子先生、高崎健康福祉大学の田中聡一先生、NPO法人「はーとわーく」の山本知子代表など、この分野の専門家をお呼びして、お話を伺った。 「話が通じない」「覚えてもらえない」「不条理な怒りを
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