URLを入力するとそのサイトの“Web 2.0度”を判定してくれるページがあるという。「Web 2.0 validator」がそれだ。 試しにITproのURLを入力してみた。判定は...47ポイント中6ポイントという散々な成績である。えっ,ITproはインターネットの進歩に追随できていないのか。 焦ったが,講評を見て,少し安心した。というのも,表層的な特徴を捉えてWeb 2.0をはやし立てる風潮を笑い飛ばしている,機知に富んだジョークであることが分かったからだ。 このサイトでは,「SlashdotまたはDigg」(ソーシャル・ブックマーク・サイト)にリンクしているか,「マッシュアップ」(WebサービスのAPIを使用してカスタマイズしたアプリケーションを構築すること)や「ロングテール」(販売実績などが長い尻尾のように多様な商品にわたること)という単語があるかどうか,といった規準で点数を判定
クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(CCJP)は27日、著作物の利用促進を目的とした非営利団体「クリエイティブ・コモンズ」の発起人であるスタンフォード大学ロースクールのLawrence Lessig教授を招き、著作権表示に関するシンポジウムを開催した。シンポジウムでは、現在の著作権制度とクリエイティブ・コモンズの関係の解説や、クリエイティブ・コモンズを利用した創作活動の実例などについての発表などが行なわれた。 ● 著作権の独占によるデメリットの解消を CCJPの代表を務める東京大学大学院法政治学研究科の中山信弘教授は、「著作権制度は情報化時代の基本的なインフラだが、あらゆる制度はプラス面とマイナス面の両方を持っている」として、現在の著作権制度の問題点を解説した。 中山教授は、「著作権制度は、独占というメリットを著作権者に与えることによって創作活動へのインセンティブを与えるものだが、独占であ
カーネギーメロン大学日本校は24日、都内で「第1回情報セキュリティセミナー」を開催した。同校大学院情報セキュリティ研究科で教授を務める武田圭史氏がP2Pファイル共有ソフト「Winny」を通じた情報流出について講演した。 ● 防衛情報や捜査情報を“お茶の間ダウンロード”できる国は世界でもまれ 「日本は世界で最も情報セキュリティの脆弱な国になってしまった」と武田氏。「(Winnyを通じた情報流出によって)防衛情報や捜査情報がお茶の間からダウンロードできる国は世界でもまれだ」と嘆く。しかもWinnyネットワークには、官公庁や企業などの組織的な情報だけでなく個人情報も流出している。「友達、家族、学校、市役所など、どこからでも情報が漏れる可能性がある。自分が対策することで他人の情報を守れたとしても、自分の情報が必ずしも守られないという悲惨な状況」だという。 こうした状況はもはや「サイバーテロといって
機密のファイル、社外秘のファイルが大手企業や官公庁から流出し続けている。こうした重要ファイルを流出させているのがファイル共有ソフトの「Winny(ウィニー)」だ。次々に発覚するファイル流出の現状について、大手セキュリティーベンダー、トレンドマイクロに聞いた。 Winnyによるファイル流出ウイルス(以下、暴露ウイルス)が見つかったのは2004年3月。京都府警の捜査資料が流出し、Winnyユーザーを標的にした暴露ウイルスの存在に注目が集まった。この2年前の時期に官公庁や企業はWinny対策を講じたはずだ。それなのに、なぜ今になって情報流出の発覚が続くのだろうか。 その理由の1つには個人情報に対する関心の高まりがある。2005年4月に個人情報保護法が施行。多くの人が今まで関心の薄かった個人情報の取り扱われ方を気にし始めた。そんな時代背景と逆行していたのがWinnyだ。共有ネットワーク上では、暴露
デジタル編上級:ネット上の情報をブログで仕分ける (日経ビジネスAssocie編集) ワークスエンターテイメント の渡辺琢副社長は、大量のIR資料に目を通す。そこで利用しているのがブログだ。 【デジタル編1】ブログを利用 企業から投資家や株主に向けて、毎日のように企業情報が発信される。株式公開を支援するワークスエンターテイメント副社長の渡辺琢さんは、仕事柄、大量のIR資料に目を通し整理しておかなければならない。そこで利用しているのがブログだ。 現在、多くの上場企業が自社サイトを持ち、その中に投資家向け広報(IR)に関する欄を設けてデジタル化した発表資料を随時掲載している。紙の資料と内容は全く同じ。これを自分のブログにリンクしていくのだ。 資料の保管場所に困ることがない。何よりブログには検索機能があるので、企業別やトピックス別に分けておく必要がない。渡辺さん曰く「作業は10分で
「紙copi」は、思いついたアイデアをサッとメモしたり、気になったウェブサイトや情報を取り込んで保存することができるウェブスクラップソフトです。
前回の記者の眼(1月13日)で「システムの引き継ぎ問題」について経験談を募ったところ,多数の投稿を寄せていただいた。ありがとうございます。今日はその結果をご報告させていただくと同時に,それらの具体的なケースに基づいて,現場で起きている2007年問題の本質がどこにあるのかを考えてみたい。 前回,「限られた取材では大きなトレンドを判断しにくい。改めてここでIT Pro読者の意見を求めたい」と投げかけた。問題提起の発端は“2007年問題”であった。まずは,寄せられた投稿を基に整理した私の考えを書きたい。 一般的に「2007年問題」と言うと,「優秀なベテラン技術者が持つスキルが次の世代に引き継がれないこと」と定義される。例えば,ファイバースコープのレンズ磨きのように,徒弟方式でしか伝えられないスーパーハイレベルなスキルが若い世代では断絶する可能性がある,という類のものである。 しかし,情報システム
新連載の本コラム「ビジネスを考える目」は、コンサルタントの鈴木 貴博氏(百年コンサルティング 代表取締役)。鈴木氏が、日常生活 や仕事の場面で気づいたちょっとした「ビジネスのヒント」を毎週紹 介してもらう。携帯電話からユニクロまで、「消費者」と「ビジネス」 のちょうど中間に立った視点で、日本のビジネスをじっと見つめて、 考えるコラム。 「ロングテール」は電子書籍をブレイクさせるか? 僕と電子書籍の付き合いは長い。最初に「電子ブック」と呼ばれる代物(しろもの)を買ったのは、もう15年以上前のことだった。それ以来、ずいぶんの年月がたっているが、電子書籍はいつになったら本格的にブレイクするのだろうか。いくつか説を打ち立ててみたい。 まず最初の説。「電子書籍は既にブレイクしている」というもの。これはどういう説かというと、ブログこそが電子書籍で一番ブレイクしている成功コンテンツなのだという説である。
(編集部注:この記事の英文オリジナルは米国時間3月17日-Windows Vista等の発売延期が発表される以前に公開されたものです) Microsoftは、今や技術だけに目を向けているわけではない。 Microsoftは長年にわたって、大企業のIT担当者に自社製品を売り込んできた。しかし今は全社を挙げて、企業の経営幹部に攻勢をかけようとしている。 その理由について、Microsoftは、経営やマーケティングなど、非技術部門のトップがIT製品の購買決定に関わるようになったからだと説明する。方向転換のもうひとつの理由はIBMだ。ビジネスソフトウェア市場でMicrosoftの最大のライバルとなっているIBMは、何年も前から企業の最高経営責任者(CEO)を標的に据え、専門知識を持つコンサルタントの助けを借りて、契約を勝ち取っている。つまり、MicrosoftはIBMと同じアプローチを取る必要性に
連邦選挙管理委員会(FEC)は米国時間3月24日、連邦選挙資金規制法の対象をインターネットに拡大するための規制についてまとめた、96ページに及ぶ最終案を公表した。1年以上前からの取り組みの末に提出された最終案は、ブロガーやウェブサイトが同規制法にどのように対応すべきかについて政府がこれまで述べたなかで、最も踏み込んだ内容となっている。 この最終案(PDF形式)では、バナー広告や検索エンジンのスポンサー付き広告を含む有料のウェブ広告は、他のメディアでの政治広告と同様に扱われる。また、特定の候補者を支持したり、政治的発言を行ったりする場合も、ブロガーは従来のマスメディアと同様の言論の自由を享受できる。 FECが27日の会議でこの最終案を承認することになれば、CNET News.comが昨年伝えた非常に厳しい規制に比べ、かなり穏やかな内容に変わることになる。インターネットへの規制法の適用範囲を明
「検索結果から外されて損害を被った」とGoogleを提訴 公開日時: 2006/03/22 17:57 著者: 渡辺隆広 米国の子どもを持つ親向けのサイトKinderStartが、Google検索ランキングから外されて多大な損害を被ったとして、米カリフォルニア州サンノゼの連邦地裁にGoogleを提訴した、というニュースが先週末流れました(SiliconValley.com)。訴状によると、(1) 2005年3月以降、トラフィック及びPVが70%減となりその後1年間の月間平均PVは前年までのわずか30%に、(2) アドセンスによる広告収入が80%減少などの被害を被ったそうです。 KinderStart alleges Google has engaged in anticompetitive behavior and misled the public by positioning
2学期目になるとついつい更新のスピードが落ちてしまうのは、飽きてきて毎日eye-openingな経験がなくなったわけではなく、一学期を反省してとにかく寝ることと、予習をきちんとすること、そして休むときにはちゃんと休むことを心がけているためです。 なんかオッサンくさいので、休むことを心がけるなんてこと、人生で一度も考えたことも心がけたこともなかったわけです。しかも、これまでやってきた仕事が、学生時代の研究関係のプロジェクトも含めて、短期集中型の、イベントものが多かったこともあり、①徹夜で死ぬほどわーっとやる、②終わる、③死ぬほど飲んで寝る④しばらくボーっとしていると次の仕事が来る、という流れのものが多かったので、がんばりすぎてしまいました。コンスタントにギリギリのところで迫られるというHBSのスタイルに、おもわず150%で立ち向かってしまい、途中で脆くも崩れ去ったという反省があり、悲しくも休
意外と知られていないのですが、HBSのケースはwebから、比較的安価に買うことができます。 http://hbsp.harvard.edu/ Harvard Business School Publishing このサイトから、大体のケースは$6.5くらいで、クリック&ダウンロードで買えてしまいます。有名なToyota Production Systemのケースも、Priusのケースも、楽天のケースも。Harvard Business Reviewの記事/論文も、有名なものは乗っています。 会社名をSearch Boxに入れると、だいたいの会社は出てくるので、興味が向くままに読んでみては。その会社のことが知りたいとき、あるいは業界が知りたいときに、ケースの前半でまとめられているサマリーはとても役に立つので、おすすめします。 いまだに、ケースを読んでいると、エッセンスだけここまで良くまとめて
今週は一週間授業がない。 別に冬休みが突如延長されたわけでも、学長が死んだわけでも、雪のため休講になったわけでもない。昨年の大雪の際には、州政府から外出を控えるようにというアナウンスが出て、ハーバード全学が休講になったにもかかわらず、唯一授業を休みにしなかったHBSである。そんな甘っちょろい理由で学校を休みにはしないわけだ。 そんなHBSが休みになるのは、学生の就職のためである。HBSはとにかく授業を大切にするし、議論しかしないので、学生が教室に来ないと授業にならない。とはいえ、学生にとっては、MBAを取っても職がないというのは全く意味を成さないので、就職活動は2年間の生活の中で、もっとも大事なものになる。会社派遣や、元の会社に戻る人、あるいはすでに決めてしまった一部の学生を他にして、多くの学生はMBAの2年間、ひたすら就職活動をすることになるわけだ。 日本の大学のように就職活動があるので
春が来て、桜が咲いた。 日本の春は、何かがはじまって何かが終わる、いつもそういう季節だ。 友人が一年遅れで留学することになって、酒を飲みながらいろいろな話をした。 留学を志す人にとっては、もうすぐ合格発表が出る時期だ。望む学校に合格する人も、残念ながら違う学校になる人も、そしてあと一年チャレンジしようと思うことになる人も、いろいろいるだろう。 どの選択も、実はとても苦しいものだ。何かの始まりを選ぶことは、何かの終わりを選択することでもあるからだ。特に私費の人、周囲に留学経験者がほとんどいない人は、これまでの多少なりとも安定した日々が激変することを覚悟していたほうがいい。とにかく行くまでは毎日死ぬほど忙しくなるし、考えることが増える。 昨年のエントリに少しだけあるように、今思えば自分にも、微妙な心の揺れがあった。昨年の春、僕は、途中で何度か、ずっと求めていたものを得たのに、なぜ世界の頂点を極
Wi-Fiを得た「どうぶつの森」次はRevolutionへ!? 「ポケットの中にあるのはフランチャイズ? 『おいでよ どうぶつの森』のケーススタディ」 「Wi-Fiコネクションの目指すもの: ニンテンドーDSワイヤレス通信機能の事後分析」 3月23日、24日 開催 会場:San Jose McEnery Convention Center 「Game Developers Conference(GDC) 2005」での基調講演をかわきりに始まったといえる任天堂のニンテンドーDSによるWi-Fi戦略。GDC2005で発表になった「おいでよ どうぶつの森」のWi-Fi対応に、期待が膨らんだユーザーも多かっただろう。そして、「Touch! Generation」シリーズとともに、発売当日から怒涛の勢いで売れた「おいでよ どうぶつの森」の快進撃は、日本国内で任天堂ファンのパワーを見せ付け
鈴木麻紀 2006/3/28 転職という決断 先日、@IT自分戦略研究所の連載「転職。決断のとき」のインタビューに同席しました。この連載は、主にわたしの担当するサービスである@ITジョブエージェントを通じて転職したITエンジニアに取材をして、彼らの転職までの経緯や後日談、どんなことに悩み、喜び、そして何が「転職」という決断をさせたのか、といった軌跡を追うものです。 今回のインタビュー相手は、25歳の女性ITエンジニアでした。仕事を通じて成長したいという思いから転職を決意し、仕事をしながら勉強を続けて、未経験ながらIT業界に転職したガッツあふれる方でした。彼女の前向きな姿勢には、「あぁ、こういう方がチャンスをつかむんだなぁ」と納得させられる部分がありました。 そのとき印象に残ったのが、なぜITエンジニアを目指したのかという問いに彼女が答えた「ずっと働きたいから」という言葉です。彼女はまだ25
戦争における「人殺し」の心理学 スポンサード リンク ・戦争における「人殺し」の心理学 こんなテーマだが、読む価値がある素晴らしい本である。 著者のデーヴ・グロスマンの経歴。 「 米国陸軍に23年間奉職。陸軍中佐。レンジャー部隊・落下傘部隊資格取得。ウエスト・ポイント陸軍士官学校心理学・軍事社会学教授、アーカンソー州立大学軍事学教授を歴任。98年に退役後、Killology Research Groupを主宰、研究執辞活動に入る。『戦争における「人殺し」の心理学』で、ピューリツァー賞候補にノミネート。 」 この本は米軍学校で教科書として使われている。 人は戦争で敵を前にすると、銃を撃てないし、弾は当たらないという事実にまず驚く。 多くの戦争で銃を使う兵士たちのうち発砲したのは15%~20%であった。8割の兵士は発砲しないで戦闘を終える。理論的には命中率50%の状況で発砲しても、一人を倒すの
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