国際基督教大学 教養学部 教授 経済財政諮問会議 民間議員 八代 尚宏氏 1946年大阪府生まれ。68年国際基督教大学教養学部卒、70年東京大学経済学部卒後、経済企画庁(現内閣府)入庁、総合計画局計量担当計画官、OECD(経済協力開発機構)事務局主任エコノミストなどを経て、92年上智大学国際関係研究所教授、2000年日本経済研究センター理事長、2005年国際基督教大学教授。規制改革・民間開放推進会議委員、内閣府男女共同参画会議議員を経て、2006年10月から経済財政諮問会議民間議員を務める。 労働ビッグバンはなぜ必要なのか。あらゆる制度は、それができた時の経済社会環境に見合った形でできている。それを取り巻く制度・環境が変われば、それに応じて変えるのが当然である。労働法制も戦後の大きな変化の中で少しずつ改革がなされてきたが、はっきり言ってつぎはぎだらけで、抜本的な改革が見送られてきた。それに