【仙台】来日中のバイデン米副大統領は23日午後、仙台市で演説し、米国の東日本大震災の被災者への支援の構えを強調した。また、宮城県名取市の仮設住宅を訪問。出迎えた被災者の男の子を抱き上げ「高い高い」をしてあげた後で胸に抱いたまま、高齢の被災者と握手をしながら、自分の息子ですと冗談を言うなど、周囲を和ませた。 バイデン氏は仮設住宅に住む被災者一人ひとりに声を掛け、写真に納まった。ふさふさとした銀髪の男性には、羨望を込めて「もしあなたのような髪の毛だったら、今頃は大統領だった」と薄くなりかけた髪の毛を指して笑わせた。 吠え続ける小犬を連れた被災者には、自宅で飼っている大きなジャーマン・シェパードの話をした。また、「Army Strong(陸軍無双)」という米陸軍のスローガンが刺しゅうされた野球帽をかぶった中年の男性と一緒に写真撮影をしたときは、現在陸軍に所属している息子のことに言及し、周囲の報道