80年代松本隆の最高傑作。当時は主演映画以外での露出が少なくて神秘性があった彼女のキャラクターと、透明感ある「天使の棒うたい」*1の声を最大に利用して、自分のやりたかったことを思う存分くりひろげています。もちろん作詞は全て松本自身。作曲家陣は豪華絢爛。薬師丸が1曲(「紫の花火」)手がけているのはご愛嬌としても、まずはこれまでのつながりで筒美京平、細野晴臣。アクセント的な役割を果たしているのが井上陽水。なんと中田喜直が2曲。そしてモーツァルトのピアノ協奏曲第23番2楽章に歌詞をつけちゃってます。アレンジは細野楽曲以外は武部聡志と松任谷正隆。松任谷は奥さんの作品のときよりはるかにいい仕事してます。細野曲は細野、越美晴と当時ノン・スタンダードに在籍していた関係からか小西康晴。これで悪い作品になったらどうかしてる、といいたいぐらい。あくまで主役は薬師丸の声であり、その魅力を生かしたメロディー、サウ