「AKB48 45thシングル選抜総選挙」の投票権が封入されたシングル「翼はいらない」が6月1日にリリースされた。この作品の初動売上は144.1万枚。もはやシングルの売上枚数で何かを語るのがナンセンスであることは世間一般に浸透した印象があるが、それでも今の時代にこの枚数を売り上げるというのは驚異的と言わざるを得ない。幅広い年代に浸透した「365日の紙飛行機」を踏襲したと思われる素朴なフォークソング調のサウンドは、一部の若手ミュージシャンが醸し出す「フォーキー」なムードとは全く異なる「歌声喫茶」的な雰囲気。PVには楽曲のイメージに合わせて学生運動を思わせるシーンが登場するが、<大人たちに支配されるな>というメッセージを発した欅坂46「サイレントマジョリティー」とのリンクを感じなくもない。 表題曲のセンターを向井地美音が務め、NGT48の加藤美南と高倉萌香が初めてシングル選抜に抜擢されるなど、
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