新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、東京都の小池百合子知事が不要不急の外出自粛を要請したことを受けて、主要電機各社は在宅勤務の強化に動きだした。 既に在宅勤務を含むテレワークの推奨に取り組んできたが、首都圏を中心にもう一段強める。4月1日の入社式とその後の研修に関しても再度見直しを図るところが目立つ。刻一刻と状況が変化する中、情報収集しながら柔軟に対応していく構えだ。 電機各社は新型コロナの感染拡大を防ぐため、2月からテレワークや時差出勤を推奨するとともに、3月には全国小中学校の一斉休校を受けて在宅勤務の幅を広げるなど対応を図った。4月1日の入社式も中止または小人数での分散開催、Webでの開催などに切り替える計画を立てていた。 約5万人が在宅勤務 25日夜の小池都知事の要請後、各社は対応を強化。日立製作所は感染拡大防止策をもう一段強め、日立グループの都内事業所約150カ所、従業員約5万