日本のSIerはいま、アジャイル開発の手法とどのように向き合い、何をどう変えようとしているのか─。有力SIerへのインタビューを通じて、この疑問を解き明かしていく本連載コラム。3回目の今回は、アジャイル開発の集中研修サービス「Agile+ Studio Dojo」を展開している富士通ソフトウェアテクノロジーズに話を聞く。なお、この取材は新型ウイルスの拡大対策の一環として、リモートでビデオ会議を通じて行われた。 アジャイル開発の極意をスプリント体験で学ぶ富士通ソフトウェアテクノロジーズは、富士通の子会社として、システムインテグレーションやソフトウェアの開発/保守/適用支援などを手がけるソリューションプロバイダーだ。アジャイル開発には2004年ごろから取り組み、15年以上の長きにわたり実績を積み上げてきた。その最初のきっかけは、ウォーターフォール型の開発案件をこなす中で、開発チームのスキルレベ