1946年青森県生まれ。立教大学文学部卒。69年渡辺プロに入社し、ワイルドワンズ、梓みちよらのマネジメントを担当。78年にアミューズを設立し社長就任。81年から昨年6月まで会長を務めた。 日本のミュージックシーンに30年にわたり君臨するサザンオールスターズを始め、数々のアーティストを輩出し、アミューズを一代で総合エンターテインメント企業に成長させた。昨年、会長職を辞すとともに、アミューズ総合研究所を設立し、エンターテインメントの手法を教育や社会貢献に生かす方策を探っている。 映画への夢抱き就職 田舎は青森です。青森駅の近くに住んでいて、当時は映画館が30~40軒もあり、映画が娯楽のすべてというような時代でした。小学生の頃から、学校をさぼって映画を見歩くほど好きだったので、将来は映画監督か役者になろうと、映画業界への漠然とした夢を抱き続けていました。 ところが、就職活動をした1968年
人員削減の波は、派遣労働者や期間従業員など非正規労働者にとどまらず、正社員にまで広がってきた。景気の先行きに不透明感が強まり、企業に労働力の余剰感が強まっているためだ。働き場が減ると、所得が減って消費が落ち込み企業業績は悪くなる。業績が悪くなった企業は、人件費を減らそうとさらに人減らしに向かう可能性がある。(二階堂祥生、下宮崇) 正社員の大幅削減は、深刻な販売不振に見舞われている不動産業界に目立っている。マンション分譲の大京は40歳以上の社員を対象に、全社員の11%にあたる450人の希望退職者を募集する。派遣労働者やアルバイト約400人の削減を含め、「一気にこれほどの人数を減らすのは初めて」(広報)という。 不動産ファンドを運用するクリード(東京・千代田区)が募集した希望退職者数は全社員の43%にあたる。中堅ゼネコンの若築建設(東京・目黒区)は今春120人を削減したが、さらに100人上積み
スタートから3年余 説明会は盛況なのに ニートの支援策の目玉として、厚生労働省が始めた若者自立塾の事業が、スタートから3年以上経過した。 自立塾は、事業を委託されたNPOなどが、3か月間の合宿生活をしながら、ニートに職業訓練などを行うもの。その成果と課題を踏まえ、2回にわたりニート支援のあり方を探った。(大津和夫) ◆共同生活 午前7時朝食。掃除、洗濯の後、午前10時から午後4時まで、昼食をはさんで企業で就労研修。午後6時から夕食……。横浜市にある若者自立塾「Y―MAC」の1日のスケジュールは、ざっとこんな具合だ。日中は、スポーツ、面談指導、卒塾生との交流会、子育てボランティアなどを行うこともある。 運営しているのは、若者を支援する事業を展開している株式会社「K2インターナショナルジャパン」(横浜市)。お好み焼き店など4か所の飲食店を持っており、塾生の研修の場としてだけでなく、卒塾
相談依頼が殺到 人手・資金不足が悩み 厚生労働省がニート対策の目玉として導入した若者自立塾は、深刻なケースや、生活が苦しい家庭は利用しづらいことが浮き彫りになった。こうした中、深刻な状況にあるニートの自宅までスタッフが出向く「訪問型」の支援が注目を集めている。(大津和夫) ドライブし雑談 「久しぶり。元気そうですね」 佐賀県内で20年来、引きこもっている30代男性の自宅玄関――。ニート支援を行う「NPO法人スチューデント・サポート・フェイス」(佐賀県武雄市)の谷口仁史(ひとし)代表理事は、笑顔で男性に話しかけた。その後、ドライブに誘い、車中、スポーツの話題など雑談をしながら、近況を聞いた。30分後、家に送った。 同法人は、ニートの若者の自宅まで出向いて相談にのるという「訪問型」の支援で有名だ。2003年の発足以来、訪問件数は、昨年度末までに約2500件に上る。経済的に苦しかったり
「来月結婚するので、職場の人たちに発表した。すると年下の女性から『辞めるんですよね?』と言われてびっくり。社員の平均年齢が20代の若い会社なので、結婚して働いている女性の先輩がいないこともあり、結婚したら続けられない会社と勘違いしているみたいだ。私が第一号になって、育児休業もとらなくては! と思っています」 社員300人ほどのPR会社の人事課に勤める女性Tさん(30歳)は、楽しそうに言った。 Tさんの会社は残業が多いらしく、結婚するのは無理なのでは? と彼女自身も考えていたそうだ。 「社長に相談したら、『結婚しても出産しても、ずっとがんばってくれ』と励まされました。期待に応えて、いいお手本になりたい」と意気軒高だ。なんとも頼もしい。 30歳前後のいわゆる「アラウンド30」の女性というのは微妙な年代。いつも心のどこかに、結婚や出産と仕事の兼ね合いについてのキャリアプランが引っかかって
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