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ブックマーク / wezz-y.com (8)

  • 『水曜どうでしょう』はなぜホモソーシャルに陥らないのか 栗田隆子×西森路代 - wezzy|ウェジー

    いまや伝説的な番組となった『水曜どうでしょう』(北海道テレビ、以下『どうでしょう』)の最新作「北海道で家、建てます」が、2020年3月に最終回を迎えた。現在、各地の放送局で放送されている最中だ。 いち地方局である北海道テレビ制作の『どうでしょう』は、1996年の放送開始から徐々に全国的に拡大し、レギュラー放送が終了した2002年から20年近く経つ現在も各地で放送されている。 出演者の大泉洋、鈴井貴之、ディレクター・藤村忠寿、カメラマン・嬉野雅道の4人が全国、そして世界中で荒唐無稽な企画を行いながら、互いに罵り合う『どうでしょう』の大ファンであると語るライターの栗田隆子さんと西森路代さん。フェミニズムへの関心も高いおふたりが、はたからみればホモソーシャル的なこの番組になぜハマることができたのだろうか。最新作完結をきっかけに、改めて『どうでしょう』の魅力を語り合っていただいた。 栗田隆子 神奈

    『水曜どうでしょう』はなぜホモソーシャルに陥らないのか 栗田隆子×西森路代 - wezzy|ウェジー
  • 「無能な味方」より悪質で厄介となる「有害な味方」とは何か - wezzy|ウェジー

    「真に恐れるべきは有能な敵ではなく 無能な味方である」ということばがある。企業経営やら軍事やらを語る人たちが好んで使っているのをよくみる。ナポレオン・ボナパルトのことばだと紹介されることが多いようだが、知る限りナポレオンがこう言ったという記録はない。 似た表現はいろいろ伝わっていて、ドイツの軍人ヨハネス・フリードリヒ・レオポルト・フォン・ゼークトだとかドイツの詩人ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテだとかイタリアの思想家ニッコロ・マキャヴェッリだとかイギリスの政治家エドマンド・バークだとかいろいろいわれるようだが、同様に確たる根拠に基づいたものは見たことがない。まあ「この井戸はその昔弘法大師が」とか「この石に太閤秀吉が腰かけて」とかの類いと考えた方がよさそうだ。 ともあれ、これほどいろいろな歴史上の著名人のことばとされるのは、これが多くの人にとって「なるほど」と思わせるだけのものがあるか

    「無能な味方」より悪質で厄介となる「有害な味方」とは何か - wezzy|ウェジー
  • みんなただの石ころだけど、すごくなくてもいいじゃない?/ヨシタケシンスケさんインタビュー - wezzy|ウェジー

    『りんごかもしれない』や『もうぬげない』など、めまぐるしく展開する発想に、子どもから大人まで虜にする人気絵作家、ヨシタケシンスケ氏。普段から手帳に描いているスケッチと、それについての解説をつづったエッセイ集『思わず考えちゃう』(新潮社)では、ヨシタケ氏の発想の源が垣間見える。 劇的なことはない。だけど不思議と笑えてくるし、癒されるし、唸らされる。それは一体、なぜなのか? 「綺麗事が嫌い」「人に怒られたくない」と公言して憚らない(ゆえに全力共感を呼ぶ)ヨシタケ氏の、“頭の中”を紐解く。 ヨシタケシンスケ 1973年神奈川県生まれ。絵デビュー作『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で第6回MOE絵屋さん大賞第1位、『りゆうがあります』(PHP研究所)で第8回同賞第1位、『もうぬげない』(ブロンズ新社)で第9回同賞第1位、『なつみはなんにでもなれる』(PHP研究所)で第10回同賞第1位、「

    みんなただの石ころだけど、すごくなくてもいいじゃない?/ヨシタケシンスケさんインタビュー - wezzy|ウェジー
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2019/08/20
    「「世界にひとりしかいない」が、「=勝ち」になるはずないじゃないですか。そうではなくて、その「ひとりしかいない自分」をどう使うかが重要なんじゃないのか?」
  • 「そのままでいい」人なんて本当にいる? 美談を疑う子どもたちへ/ヨシタケシンスケさんインタビュー - wezzy|ウェジー

    3月29日、これまで手帳に描いたスケッチをまとめたイラストエッセイ『思わず考えちゃう』(新潮社)を上梓したベストセラー絵作家のヨシタケシンスケ氏。 彼が数十年間毎日、”思わず考えてしまう”のには、意外な原動力があった。「自分はマイノリティかもしれない」という自覚がある人は、必見です。 ヨシタケシンスケ 1973年神奈川県生まれ。絵デビュー作『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で第6回MOE絵屋さん大賞第1位、『りゆうがあります』(PHP研究所)で第8回同賞第1位、『もうぬげない』(ブロンズ新社)で第9回同賞第1位、『なつみはなんにでもなれる』(PHP研究所)で第10回同賞第1位、「おしっこちょっぴりもれたろう」(PHP研究所)で第11回同賞第1位受賞の5冠に輝く。 美談や理想をつい疑ってしまう3~4割の人――前編の冒頭で「美談にしたくない」とおっしゃっていましたが、その感覚はヨシタ

    「そのままでいい」人なんて本当にいる? 美談を疑う子どもたちへ/ヨシタケシンスケさんインタビュー - wezzy|ウェジー
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2019/08/20
    「「そのままでいい」人なんて、滅多にいませんよ。そうやってすごく簡単に人を許してしまうのって、罪深い行為だなと思います。」
  • 異なる主張をバカにし、敵味方で二分する「ネット世論」の現状 - wezzy|ウェジー

    子どものころ、時代劇が好きでよく見ていた。そこでよく聞いたことばに「火事と喧嘩は江戸の華」というのがある。当時でもすでに古い物言いになってはいたのだろう(江戸ははるか昔になくなっていた地名だし)が、たまには実社会でも見かけたりしたように思う。しかし今、当時よりしばしば、この表現を思い出すことがある。といっても時代劇ではなく、ネットの中での話だ。「炎上とバトルはネットの華」というわけだ。 「華」かどうかは別として、実際ネットでは日々、さまざまな炎上やバトルが展開されている。それぞれ原因や経緯はさまざまなので一概にはいえないが、それらの多くに共通するのは、相手を見下したり罵倒したり、揶揄したりするような表現が多用されていることだ。 かつての「2ちゃんねる」に代表されるようなネット文化の中で、ふつうの人なら人前では使わなかったような乱暴なことば、汚いことばが当たり前のように使われる風土が醸成され

    異なる主張をバカにし、敵味方で二分する「ネット世論」の現状 - wezzy|ウェジー
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2019/08/20
    「「異なる意見を持つ人とのコミュニケーションを戦いになぞらえるなら(「バトル」ならまさに戦いだ)、それは敵をやっつける戦いではなく、賛同する仲間を増やす戦いといえる」
  • 内定辞退マナーなど言語道断、破綻しつつある新卒一括採用と終身雇用の構造 - wezzy|ウェジー

    2019.05.26 07:05 内定辞退マナーなど言語道断、破綻しつつある新卒一括採用と終身雇用の構造 物議を醸した内定獲得後の「マナーセミナー」 何かと話題になることの多い就職活動(就活)だが、それはまた炎上のネタを投下する人が跡を絶たないということでもある。最近もまた、「内定を辞退する際には直接会って言え」と書いた日経新聞[y1] の記事が論議を呼んでいた。 といっても、日経の主張というより、学習院大学が学生向けに開いた「内定獲得後のマナーセミナー」を紹介する記事だ(記事では「内定」とあるが、記事を読む限り内定と内々定を厳密に区別した議論ではなさそうにみえる。実際、法的性格や儀式はともかく、内々定は企業が大人の事情で内定を出せないタイミングで就活者を囲い込むための方便なので、裁判にでもならなければ事実上区別する意味はあまりない。稿でも区別しない)。 講師曰く ・「自分を選んでくれた

    内定辞退マナーなど言語道断、破綻しつつある新卒一括採用と終身雇用の構造 - wezzy|ウェジー
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2019/05/27
    「ほんの数年前は就職難を背景に内定切りが大きな問題となっていた。つまり、どちらにせよ景気変動による一時的な問題であるわけだ。そういう表面的なことより、ここ数十年変わっていない構造問題を注視すべき」
  • なぜ日本の管理職は大学教育を低く評価するのか? - wezzy|ウェジー

    大学という組織は何かと批判されることが多い。その中に、大学教育は役に立たないとする一群があって、この種の主張はずっと以前からメディアなどに定期的に出てくる。典型的なものはこんな感じだ。 ①大学で教えていることはその後の人生やキャリアに対して役に立たない ②大学で教えていることは程度が低い ③大学の成績は信用できない ④大学より実社会の経験が重要 主張するのはたいてい有名大学の卒業者、あるいは中退者(つまり入試に合格した者)のようだ。現職が企業経営者や幹部であることも多い。昭和女子大学の矢野眞和特任教授は「特に出世した人ほど、いかに大学で遊んでいたかを自慢したがる傾向にある」と指摘している。単なる謙遜かもしれないし、自分の出世は大学教育ではなく自分の努力の成果だ、といいたいのかもしれない。 ネタで話しているケースも多いだろうからマジレスするのもどうかとは思うが、中にはまじめに主張していると思

    なぜ日本の管理職は大学教育を低く評価するのか? - wezzy|ウェジー
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2019/02/14
    「企業が金を出さないのなら、自分で学べばよい。大学卒業直後に就職して、その後ずっと同じ会社に勤め続けるという昭和の高度成長期スタイルの人生モデルは、もはやかつてほど典型例ではなくなりつつある。」
  • ファンタジックな世界観で謳う「親子の絆」が暴力になるとき。胎内記憶の罪を医師が解き明かす - wezzy|ウェジー

    2018.05.22 00:05 ファンタジックな世界観で謳う「親子の絆」が暴力になるとき。胎内記憶の罪を医師が解き明かす 毒親が原因でを発症し15年近く精神科へ通っている女性が、なんちゃってセラピストに傷をえぐられた――。前回のコラム「自称セラピストに転身した親友から『毒親を愛せ、許せ』と詰め寄られた女性の苦悩」でご紹介した体験談は、〈素人が安易にセラピーもどきを行う危険性〉や、つらい成育歴を持つ人にとって〈子どもは親を選んで生まれてくる〉なる思想がいかに暴力であるかを、切実に感じさせるものでした。 今回はその問題点をさらに掘り下げるべく、医師2名にご登場いただき、〈子どもが親を選んで生まれる〉という思想をふりまく〈胎内記憶〉の闇に迫っていきましょう。 改めて、「胎内記憶」を説明しよう。それは〈胎児の頃の記憶および、母親のお腹に宿る以前の記憶〉だといわれています。「生まれる前の記憶を持

    ファンタジックな世界観で謳う「親子の絆」が暴力になるとき。胎内記憶の罪を医師が解き明かす - wezzy|ウェジー
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2018/05/22
    「そもそも記憶というのは今のところ、脳の神経細胞の中に保存…精子や卵子に記憶があると言われてしまうと、まだ神経細胞でもない細胞なのにどうやってその記憶をキープしていたのか、しくみがわかりません」
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