滋賀県彦根市の市立中学3年の男子生徒(15)の服を無理やり脱がせたなどとして、滋賀県警少年課と彦根署は2日、強要と暴行の疑いで同級生2人を逮捕した。2人は容疑を認めている。県警によると、うち1人は男子生徒の裸を撮影、携帯電話のアプリ機能で生徒約20人に公開したといい、いじめ行為がなかったか慎重に調べている。 逮捕容疑は9月19日、昼休みの空き教室で、別の同級生数人と共謀し男子生徒のシャツを引っ張るなど暴行を加え、ズボンや下着を脱ぐよう強要、実際に脱がしたとしている。 県警によると、男子生徒は全裸にされた後、携帯電話で静止画を数枚撮影された。ただ男子生徒は「いじめはなかった」と話したという。一方、市教委によると、学校が全校生徒を対象にアンケートを実施したが、いじめが疑われる回答はなかったという。