活字をたくさん読む子どもほどマンガも積極的に楽しむ傾向が、毎日新聞が全国学校図書館協議会(全国SLA)と合同で実施した「第61回学校読書調査」の結果に表れた。かつては「活字離れ」の元凶のように言われたマンガだが、世界的にも評価される“MANGA”文化として、教育現場でも価値が見直されつつある。 調査は6月、全国の公立学校121校に通う小学4年〜高校3年を対象に実施し、1万2196人から回答を得た。「昨日、本・雑誌・新聞を読んだ時間」を尋ねたところ、小学生の20%、中学生の31%、高校生の51%が「0分」と答え、活字を全く読んでいなかった。 マンガについては「冒険やスポーツ」「友情や恋愛」など8ジャンルに分けて「よく読む」「あまり読まない」の二択で質問。活字を読んだ時間が増えるにつれて、マンガを「よく読む」と答える割合も増える傾向が小・中・高に共通していた。例えば「未来や空想の世界」のマ