米国の大学教授協会(AAUP)は、MOOCs(大規模公開オンライン授業)が、教職員の著作権と学問の自由を脅かしていると主張している。全米大学教授連盟元会長であるCary Nelson氏は、年次会議の開会の挨拶の中で「MOOCsは教職員が講義を公開することは、自身の授業により利益を得る機会を奪うだけでなく、プロとしてのキャリアや職業的アイデンティティを喪失し、専門職としての未来を奪うことにもつながるだろう」と発言した(THE CHRONICLE OF HIGHER EDUCATION、本家/.)。 AAUPは知的所有権の保護に必要な契約を行うよう教授陣に促すキャンペーンを計画中だという。まず手始めに契約のために必要な情報をまとめたハンドブックを発行する予定だとしている。