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ブックマーク / bluediary2.jugem.jp (95)

  • 「藤田嗣治展」 | 青い日記帳 

    東京国立近代美術館で開催中の 「生誕120年 藤田嗣治展 LEONARD FOUJITA」に行って来ました。 今年2月号の「文藝春秋」に藤田嗣治夫人、藤田君代さんの文章があります。 「祖国に捨てられた天才画家」というタイトルが付けられています。 (一部だけ載せておきますね。) 今も忘れられないのは、あの戦争が終わって、画家の戦争責任が囁かれていた頃のことです。あの人は陸軍美術協会の中心となって戦地に出向き、おそらく最も多くの戦争画を描いています。その為か戦後は画家仲間からの誹誘や中傷にさらされる日が続いていました。そんな中、江古田のアトリエに、日美術会の要職にあった内田巌さんが訪ねてみえたのです。親しい友人だっただけに笑顔で迎えたのですが、内田さんは、戦争画を描いた画家の代表として責任をとって欲しいと、告げに来たのでした。 戦争画は多くの人たちが描いていたのに、何故あの人だけが責任をとら

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    zaikabou 2015/06/01
    2006年に開催された藤田嗣治展は、ものすごい混雑だったんですね。そして著作権絡みなどもろもろ問題あり、藤田嗣治の展覧会はここまでほぼ開催されていなかったと(その後はかなり開催されてますが)
  • 「大ニセモノ博覧会」 | 青い日記帳 

    国立歴史民俗博物館で開催中の 「大ニセモノ博覧会−贋造と模倣の文化史−」に行って来ました。 https://www.rekihaku.ac.jp/ 今、身の回りにあるものの中で「ホンモノ」と呼べるもの何点くらいあるでしょうか。品の偽装、偽ブランド、コピー商品から情報に至るまで、我々の日常生活の様々な所に「ニセモノ」がかなりの割合で紛れている現代社会。 それでは、全て「ニセモノ」が“悪”なのかと問われれば、答えは勿論NOです。「ニセモノ」=“悪”、「ホンモノ」=“善”と単純に二項対立化出来ないところに、面白味があります。 博物館や美術館にあるのは「ホンモノ」であることが大前提ですが、敢えて「ニセモノ」を集めた展覧会(博覧会)を開催するというチャレンジングな試みは、決して「ニセモノ」=“悪”ではないことを教えてくれます。 慶弔用の花輪 明治時代、欧米より日にもたらされたリースが「ホンモノ」

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    zaikabou 2015/04/13
  • 『江戸かわいい動物 たのしい日本美術』 | 青い日記帳 

    講談社より刊行された『江戸かわいい動物 たのしい日美術』を読んでみました。 『江戸かわいい動物 たのしい日美術』講談社 金子信久(著) ちょっと前まで、日美術を「かわいい」という視点で捉えることなどまずあり得なかったのに、今や日美術とりわけ江戸絵画を語る上で外せないキーワードとしてすっかり定着しました。 作為的のそう仕向けたわけでもなく、幾つかの展覧会や書籍そしてネットの世界で、いつしか「江戸絵画=かわいい」という図式が自然と成立しました。 府中市美術館で現在開催されている江戸時代に描かれた動物の作品を集めた展覧会「動物絵画の250年」展のサブタイトルが「悩んで萌える江戸絵画」であることに、誰も異を呈しないばかりか、ごく当たり前に受け止めてしまっていますが、10年間では到底考えもしなかったことです。 おでこから眉間にかけて「じょりじょり」したくなる 原在中「睡図」 大阪市立美術館

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    zaikabou 2015/04/06
  • 「光琳アート」 | 青い日記帳 

    MOA美術館で開催中の 「尾形光琳300年忌記念特別展「燕子花と紅白梅」光琳アート−光琳と現代美術−」展に行って来ました。 http://www.moaart.or.jp/ 今年2015年は、琳派の祖、阿弥光悦(1558〜1637年)が1615年に徳川家康から京都の鷹峰の土地を拝領してから400年目にあたる節目の年。「琳派400年」として各地で様々な琳派関連の展覧会が開催されています。 数多い琳派絡みの展覧会の中でも最も注目を集めているのがこの「光琳アート」展に他なりません。なにせ尾形光琳の二大傑作である国宝「燕子花図屏風」と国宝「紅白梅図屏風」が56年ぶりに同時展示されています。 尾形光琳「国宝 紅白梅図屛風」MOA美術館所蔵 尾形光琳「国宝 燕子花図屛風」根津美術館所蔵 昭和34年(1959)に天皇陛下と美智子妃殿下がご成婚なされたことを記念して約1週間のみ特別展示されて以来の邂逅。

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    zaikabou 2015/02/14
    行きたいぞMOA美術館
  • ブルーノ・タウト「熱海の家」と隈研吾「水/ガラス」 | 青い日記帳 

    MOA美術館で開催中の「光琳アート」展を観に熱海まで。日帰りですが、折角熱海まで来たのだからと、ブルーノ・タウト「熱海の家」&隈研吾「水/ガラス」も見学して来ました。 ブルーノ・タウト設計 国指定重要文化財「旧日向家熱海別荘」 ブローノ・タウトが手掛けた日に現存する唯一の建築「旧日向家熱海別荘」通称「熱海の家」。地上2階、地下1階建ての旧日向家の地下の部分をタウトが担当。 オーナーからは、この地下の部屋を作りにあたり、期限もお金もデザインも全てタウトの自由にやって良いとの依頼があったそうです。建築の世界ではあり得ないことですよね。 桂離宮を見て涙するほど日建築の美に陶酔していたタウトにとって、ここはまさに腕の振るいどころ。思い切り日テイストを取り入れた作りになっています。 重要文化財 旧日向別邸ブルーノ・タウト「熱海の家」 熱海市のサイトより 横長の空間を手前からピンポン室(社交室)

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    zaikabou 2015/02/13
  • 「山口晃展」@水戸芸術館現代美術ギャラリー クラウドファンディング | 青い日記帳 

    2月21日より水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催される「山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ」のクラウドファンディングを集英社のアートサイト、HAPPY PLUS ART(ハッピープラスアート)で行っています。 https://art.flagshop.jp/project/9 「山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ」(2015年2月21日〜5月17日・水戸芸術館 現代美術ギャラリー)をより多くの方に見ていただけるよう、東京駅—水戸芸術館 往復バスをチャーターするプロジェクトです。 毎回素晴らしい内容の独自企画展を開催する水戸芸術館ですが、東京駅からですと上野まで出て特急フレッシュひたち号利用しても水戸駅まで1時間30分を要します(3,608円)。 また、水戸駅から徒歩で25分と離れている為、タクシーないしはバスを利用することに。東京駅から高速バス利用するという手や、マイカーで向かうという手段もありま

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    zaikabou 2015/02/04
  • プロが選ぶ「2014年 ベスト展覧会」 | 青い日記帳 

    毎年恒例。各新聞に掲載された美術界のプロが選ぶ今年(2014年)開催されたベスト展覧会。各紙掲載日順にご紹介します。 長沢蘆雪 讀賣新聞 2014年(平成26年)12月11日(木曜日) 回顧2014 文化(アート) 東アジアの中の日 再認識 3氏が選ぶ展覧会ベスト4 ☆建畠晢(京都市立芸術大学長、埼玉県立近代美術館長) ・「映画をめぐる美術−マルセル・ブロータースから始める」(東京国立近代美術館) ・田中信太郎 岡崎乾二郎 中原浩大「かたちの発語」(横浜 BankART Studio NYK) ・「ヨコハマトリエンナーレ2014」(横浜美術館、新港ピア) ・「生誕110年 海老原喜之助展」(鹿児島市立美術館) ヨコハマトリエンナーレは芸術監督に専門職ではない森村泰昌を起用することで、ユニークな成果を上げていた。 ☆椹木野衣(美術批評家、多摩美術大学教授) ・「秋山祐徳太子 大博覧会展」(

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    zaikabou 2014/12/31
  • 2014年 展覧会ベスト10 | 青い日記帳 

    午年もあと残すところ2日となりました。 「青い日記帳」を書き始めて、今年で10年を迎えることが出来た一年であると共に、様々なことにチャレンジした一年でもありました。応援して下さる皆さまあってのこととあらためて感謝申し上げます。 さて、昨年同様公私ともに何かと身の回りが慌ただしく、中々思うように展覧会に足を運ぶことの出来ない一年ではありましたが、やはり展覧会総括として「2014年 展覧会ベスト10」書きまとめておきませんと、新しい年を迎えられません。 葛飾北斎 同様にブログにまとめられた方いらっしゃいましたら、是非TB(トラックバック)送って頂ければ幸いです。(コメントでも結構です) Facebookページ「青い日記帳」でも大歓迎です。 「ベスト10」と称し、拝見した展覧会に順位を付けるのはどうかと思いつつも、それでも毎年恒例の縁起もの。これやらないと年を越せないので僭越ながら発表させて頂き

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    zaikabou 2014/12/31
  • 「紙片の宇宙 シャガール、マティス、ミロ、ダリの挿絵本」 | 青い日記帳 

    ポーラ美術館で開催中の 「紙片の宇宙 シャガール、マティス、ミロ、ダリの挿絵」展に行って来ました。 http://www.polamuseum.or.jp/sp/shihen/ ポーラ美術館開館初の「」をテーマとした展覧会。 電子書籍が幅を利かせるようになってきた今の時代に、あらためて紙のの良さ、素晴らしさを再認識させられる内容。 同時に我々が一般的に知る「」の形態を取る少し前、まさに「稀少」だった時代まで遡り宝物のように扱われてきた様子を紹介しています。 愛書家ジャック・ドゥーセと装幀家ローズ・アドレーヌ パリで活躍した服飾メーカーの経営者兼デザイナーのジャック・ドゥーセ(1853-1929)の書斎をイメージしたアプローチ。あのピカソの「アヴィニョンの娘たち」やルソーの「蛇使いの女」を所有していた美術品コレクターとしても名を馳せていたそうです。 ジャック・ドゥーセは収集した書籍

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    zaikabou 2014/11/25
    『鳥をモチーフとして持ち続けたジョルジュ・ブラックは、何とあの鈴木大拙の装丁も手掛けていたのでした』
  • 図録放出会vol.3 | 青い日記帳 

    皆さんのご協力により、アート好きによるアート好きのためのチャリティーイベント「図録放出会」(art circle)vol.3を滞りなく終えることができました。 logodesign:n a o s a k a m o t o 「アート好きによるアート好きのための図録放出会 vol.3」 日時:6月1日(日) 13:30〜 会場:京都造形芸大 東北芸工大東京藝術学舎 (最寄駅:JR 信濃町駅、東京メトロ 青山一丁目駅) http://gakusha.jp/tokyo/ 校舎の中庭と教室を貸して下さった京都造形芸大 東北芸工大東京藝術学舎さん。図録を提供して下さった個人、または美術館、新聞社、出版社の皆々様にあらためて感謝申し上げます。 どうしても用事があり足を運べなかった方も多いかと思います。写真にて「図録放出会」の雰囲気だけでもお伝えしますね。 午前中はボランティアスタッフ総出で、皆さまか

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    zaikabou 2014/06/02
    おぉ、詳細報告
  • 美術館・博物館ウェブサイトの実態調査 | 青い日記帳 

    今秋(2014年)のリニューアルオープンに向けて、サイトが一足早くオープンした東京都庭園美術館。 http://www.teien-art-museum.ne.jp/ 真新しさが全面に出ていてとってもいい感じですが、リニューアル前のサイトの方が使い勝手の面では上でした。 http://www.teien-art-museum.ne.jp/archive/ 知りたい情報(開館期間、時間、場所等)がとにかく一目で分かる、利用者側に立って作られているサイトって美術館・博物館に限らず、中々ありそうでないですよね。 個人個人それぞれ求めるものが違うといえども、少なくても美術館・博物館のウェブサイトでは最低でも基情報はトップページに置いて欲しいものです。 さらに、今の時代はパソコンからサイトをチェックする人ばかりではありません。各種モバイル端末にも対応しているかも大事な点です。 外出先でサクッとiP

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    zaikabou 2014/05/17
  • 渡辺おさむ「Sweets Sentiment」 | 青い日記帳 

    ポーラミュージアムアネックスで開催中の 渡辺おさむ「Sweets Sentiment」展に行って来ました。 http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/ バレンタインデー、ホワイトデーシーズンにぴったりの展覧会が銀座・ポーラミュージアムアネックスにて開催されています。 まずは、アート界のスイーツ王子こと渡辺おさむ氏のプロフィールから。 渡辺おさむ 1980年生まれ。スイーツデコの技術をアートに昇華させた第一人者として「東京カワイイTV」(NHK)や「徹子の部屋スペシャル」(テレビ朝日)等にもとりあげられ、アート界のスイーツ王子として人気上昇中。物そっくりのカラフルで精巧なクリームやキャンディ、フルーツなどを用いた作品は、国内はもとより海外でも注目を集め、中国、イタリア、ベルギー、トルコ、アメリカ韓国などでも個展が開催され話題を呼ぶ。2012年には初の作品集

    渡辺おさむ「Sweets Sentiment」 | 青い日記帳 
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    zaikabou 2014/02/07
    『アート界のスイーツ王子』すごい。ほんとにスイーツ!
  • 特別展「上海博物館 中国絵画の至宝」 | 青い日記帳 

    東京国立博物館で開催中の 東洋館リニューアルオープン記念  特別展「上海博物館 中国絵画の至宝」に行って来ました。 http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1622 室町から江戸時代の日絵師たちが憧れ、そして必死になって習い写した(実際に観ることは出来なかった)、中国絵画の超一級品40点が一挙来日を果たしています。 この時期にこれだけの作品群が日にやって来るというのはまさに奇跡。半数以上が「国宝」にあたり、上海博物館でも数年に一度公開されると、それを観る為に長蛇の列が出来るそうです。中国国でも滅多にお目にかかれない名品ぞろい。 トーハクにある室町から江戸時代の重文、国宝級の作品が一挙に40点も公開されたら、それこそ「祭り」状態となります、確実に。だって酒井抱一「夏秋草図屏風」や長谷川等伯「松風図屏風」が一点公開されてもT

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    zaikabou 2013/10/07
  • ミュージアムごはん 東京国立近代美術館編 | 青い日記帳 

    美術館、博物館にお勤めの学芸員さんやスタッフさんに、ランチで利用しているお店や仕事帰りに立ち寄っているミュージアム近隣の美味しいお店を紹介して頂く新企画「ミュージアムごはん」(今回が5回目となります) →「ミュージアムごはん」とは? 折角、美術館へお出かけしたら、アート以外も楽しみたいですよね。でも、知らないお店に入って「不味!高い!雰囲気悪い!失敗だった〜」なんてことになると大事なデートも台無しです。 そこで、その美術館・博物館にお勤めしているスタッフさんに美味しいお店をお聞きしちゃうのが一番!と思い、企画したのが「ミュージアムごはん」です。美しいアートを愛する人は、美家でもありますからね!! →ミュージアムごはん 三菱一号館美術館編 →ミュージアムごはん ブリヂストン美術館編 →ミュージアムごはん 東京国立博物館編 →ミュージアムごはん 山種美術館編 ↑ これまで、紹介してきた美術館

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    zaikabou 2013/09/16
    やっぱりパレスサイドビル以外だと、神保町グルメ情報になっちゃうよなあ…
  • ミュージアムごはん 山種美術館編 | 青い日記帳 

    美術館、博物館にお勤めの学芸員さんやスタッフさんに、ランチで利用しているお店や仕事帰りに立ち寄っているミュージアム近隣の美味しいお店を紹介して頂く新企画「ミュージアムごはん」 →「ミュージアムごはん」とは? 折角、美術館へお出かけしたら、アート以外も楽しみたいですよね。都心のミュージアム周辺には美味しいお料理を出すお店がそこかしこに点在しています。でも、知らないお店に入るのはかなり勇気が要ります。 そこで、その美術館・博物館にお勤めしているスタッフさんに美味しいお店をお聞きしちゃうのが、一番!美しいアートを愛する人は、美家でもありますからね!! →ミュージアムごはん 三菱一号館美術館編 →ミュージアムごはん ブリヂストン美術館編 →ミュージアムごはん 東京国立博物館編 これまで3回お届けして来ましたが、今回は広尾(恵比寿)にある山種美術館さんの「ミュージアムごはん」をご紹介します。山種美

    zaikabou
    zaikabou 2013/09/03
    恵比寿広尾あたりは、美味そうな店が多いのう…
  • 「和様の書」 | 青い日記帳 

    東京国立博物館で開催中の 特別展「和様の書」に行って来ました。 特別展「和様の書」公式サイト http://wayo2013.jp/ 何年かに一度、伝説化する展覧会があるものですが、この「和様の書」は間違いなくそれに当たります。二度とこんなスゴイ展覧会開催できません。(素人の自分でも分かります)書に興味あるなしに関わらず、迷わずトーハクへgo!です。 早々に観に行ったにも関わらず、何をどう書いていいのか全然まとまらず、書かずにいましたが、やはりきちんとログ残しておかねばなりません。 「あの伝説の展覧会に行ったんだよ!」と5年後、10年後に言えるよう。 阿弥光悦筆「四季草花下絵和歌巻」江戸時代17世紀 個人蔵 いつも冷静な(笑)在華坊 (zaikabou)さんをしてこの興奮っぷりですからね! 在華坊 @zaikabou東京国立博物館『和様の書』あのね、これね、展覧会として2〜3時間で見ろっ

    zaikabou
    zaikabou 2013/08/07
    いつも冷静な在華坊です…というのはともかく、ほんとにオススメですよ!
  • 『ヘンな日本美術史』 | 青い日記帳 

    祥伝社より刊行された山口晃、初の書き下ろし「画論」! 『ヘンな日美術史』を読んでみました。 『ヘンな日美術史』祥伝社 山口晃 (著) 2008年と2009年に朝日カルチャーセンターの公開講座「私見 にっぽんの 古い絵」でお話されたことをベースに(1章〜4章)書き下ろし(5章)を加えた、山口晃さん初めての画論。 《参考》What's up, Luke ?より。 ・山口晃「私見 にっぽんの古い絵 -江戸絵画の楽しみ-」 ・山口晃「私見 にっぽんの古い絵 其の二 -とりとめもなく-」 (これ、うちのかみさんも聴きに行ったのですがイマイチ記憶にないそうです…) まぁ、画論なんて言ってしまうととても堅苦しく思えてしまいますが、「鳥獣戯画」から川村清雄、河鍋暁斎まで山口さんのアンテナに良くも悪くもビビッと反応した絵師、そして作品を軽妙な山口節にのせて説き語る今までにない斬新な日美術史。 「松姫物

    zaikabou
    zaikabou 2013/07/24
    遅ればせながら読みましたが、山口晃流の絵画論でありつつ、これまでの自身の絵画鑑賞体験(洋の東西問わず)におけるモヤモヤした思いにスッと一本、筋を通してもらえるような感覚がありました。面白かった
  • 「福田美蘭展」 | 青い日記帳 

    東京都美術館で開催中の 「福田美蘭展」に行って来ました。 東京都美術館「福田美蘭展」サイト 「福田美蘭展」公式Facebookページ 様々な展覧会で1,2点これまでも福田美蘭の作品を目にすることはありましたが、正直好きでも嫌いでもなく日を代表するグラフィックデザイナー福田繁雄の娘さん程度の認識しかなかったことをまず最初に謝ります。 期待していなかった展覧会に限って行ってみたら大当たり!だったりする「展覧会マーフィーの法則」が今回も発動しました。さらっと観て帰るつもりが、いつの間にか長居してしまうことに。 そうそう、同じく都美館で開催中の特別展「ルーヴル美術館展—地中海 四千年のものがたり—」http://louvre2013.jp/も、その類の展覧会でした。 福田美蘭「銭湯の背景画」2002年 作家蔵 銭湯の壁絵(タイル絵)と言えば富士山です。そんなポピュラーな銭湯の富士山絵も福田美蘭の

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    zaikabou 2013/07/23
    おぉ、これはあまり注目してなかったけど、面白そう
  • 『日本美術全集』発刊記念企画スペシャルトークセッション | 青い日記帳 

    『日美術全集』発刊記念企画スペシャルトークセッション「若冲、プライスコレクション、奇想の系譜 〜それぞれの若冲体験〜」が来たる2013年3月9日(土)に丸ビルホールで開催されます。 小学館創業90周年記念企画「日美術全集」全20巻 http://www.shogakukan.co.jp/pr/nichibi/ 既に告知済みですが、大事なのであらためて。『日美術全集』刊行記念スペシャルトーク「若冲、プライスコレクション、奇想の系譜〜それぞれの若冲体験〜」 登壇者に、ジョー・D・プライス氏、狩野博幸氏 (同志社大学教授)、山下裕二氏 (明治学院大学教授)というこれ以上ない顔ぶれの3名をお招きし開催するまさにスペシャルなトークショーです。 このハレー彗星級の豪華な顔触れのトークショーに青い日記帳をご覧の皆様の中から抽選で100名をご招待します! 滅多にどころか、二度とない若冲研究者、コレク

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    zaikabou 2013/02/09
    3月9日開催『ジョー・D・プライス氏、狩野博幸氏、山下裕二氏』これは豪華。2月20日正午までに申し込み
  • 2013年期待している展覧会 | 青い日記帳 

    昨年2012年は「展覧会の当たり年」と呼ばれていましたが、今年2013年もそれに勝るとも劣らぬ展覧会が目白押しです。 日に居ながらにして海外の名品が観られる幸せ。神社仏閣とは違う表情を見せてくれる仏像や神々たちに会える幸せ。どんな展覧会でも足を運べば必ず何かしらの「幸せ」が待っているものです。 ※1月13日に開催するweb座談会「2013年展覧会を語る」に参加ご希望の方はこちらから。 さて、まずは上野でしょうか。やはり。 「ラファエロ展」@国立西洋美術館 2013年3月2日(土)〜6月2日(日) 「ラファエロ展」公式サイト 「エル・グレコ展」@東京都美術館 2013年1月19日(土)〜 4月7日(日) 「エル・グレコ展」公式サイト 「王義之展」@東京国立博物館 2013年1月22日(火)〜3月3日(日) 特別展「書聖 王羲之」公式サイト トーハクはリニューアルオープンした東洋館と館では

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    zaikabou 2013/01/05