法務省が、去年1年間に人権侵害の疑いがあるとして調査した事案のうち、インターネットへの投稿を巡るものが1700件余りで、このうち法務省が直接管理者に削除を要請した例も200件を超え、いずれも過去最高になりました。 このうち、インターネットのサイトに他人を中傷する内容の動画を投稿するなど、インターネットを巡る事案は1736件で、おととしより21.5%増え、統計を取り始めた平成13年以降で最も多くなりました。 プライバシーの侵害などの違法性が認められる場合、法務省は、被害者に対してプロバイダーの管理者へ削除を依頼する方法を教える対応を取っているほか、悪質なケースなどは、直接管理者に情報の削除を要請しており、法務省が削除を要請した例は214件で、これまでで最も多くなりました。 法務省では、去年12月には、ヘイトスピーチと呼ばれる民族差別的な言動を映した映像について、初めて削除を要請し、複数のサイ