新型コロナに感染したものの入院先が見つからず、自宅待機中に死亡する患者が県内で相次ぐ中、患者の自宅を回る訪問看護師がNHKの取材に応じました。 看護師は、「命を失いかねない患者が自宅に取り残されている」と現状を訴えました。 新型コロナウイルスの患者が急増を続ける神戸市では、ことし2月から、入院先が見つからず自宅で待機している患者の健康観察のため、市内の訪問看護師およそ15人が巡回を行っています。 その1人訪問看護師の藤田愛さんが、NHKの取材に応じました。 藤田さんは、担当する患者の容体が急変しないようほぼ毎日、自宅を訪れていて、1日10軒程度を回っています。 現場では、防護服を着用し、患者の血液中の酸素濃度や呼吸の状態などを確認し、自分の判断では医療行為はできないため、状況を詳しく主治医に電話で報告します。 そして、指示を受けて▼酸素濃縮器の使用や、▼ステロイド剤などの投与を行い1人で対