政府は26日、優秀な国家公務員には「飛び級」を認めるなど、能力・実績主義の徹底を主眼とした「採用昇任等基本方針」の概要を固めた。 同日の自民党行政改革推進本部公務員制度改革委員会に提示し、了承された。政府は3月上旬に閣議決定し、4月から適用する方針だ。 基本方針は「職員の採用年次や採用試験の種類にとらわれない人事管理」として、「キャリア」と呼ばれる1種試験合格者とそれ以外の合格者を区別せずに能力次第で昇任させる方針を示した。 そのうえで、〈1〉極めて優れた能力を持つ人は、慣行にとらわれず、早期に昇任させる〈2〉特に必要な場合は、2段階以上上位の官職への昇任も考慮する――と明記した。 勤務成績の悪い職員に対する「降給、降任、免職の厳正な実施」や、幹部候補は他省との交流人事を2回以上行うことも盛り込んだ。 一方、同委員会は26日、国家公務員の幹部人事を一元管理する「内閣人事・行政管理局」創設な