静岡県を拠点にする航空会社フジドリームエアラインズ(FDA)が30日、長野県の松本空港に発着する路線を開設する方向で、地元自治体などと協議に入ったと発表した。経営再建中の日本航空が同日、松本空港から来年5月末で撤退すると発表。FDAが札幌、福岡向けの2路線を引き継ぐ形になりそうだ。 松本空港には現在、日航が両路線と大阪(伊丹)向けの計3路線を運航している。日航が撤退すれば定期運航便がなくなることになり、長野県がFDAと引き継ぎについて協議してきた。FDAは日航撤退後に空白時期がないように2便就航の準備を進める。