<< 前の記事 | トップページ | 2010年02月22日 (月)時論公論 「"高卒資格"を守れ!」 (藤井キャスター) 学校は間もなく卒業の季節を迎えますが、家庭の経済事情で授業料が払えない高校生が卒業できなくなる事態を回避しようという動きが活発になっています。その行方と課題について早川解説委員がお伝えします。 (早川解説委員) 政府は「家庭の経済状況にかかわらず、すべての意志ある高校生が安心して勉学に打ち込める社会をつくる」として、高校教育の実質無償化をめざし、近く法案の審議が始まります。しかし、無償化の実施を前に、家庭の経済的な理由で授業料が払えず高校の卒業資格が得られないかもしれないという不安が広がっています。また、たとえ卒業の危機が回避されたとしても、その先に課題は残ります。こうした高校生たちをめぐる問題について考えたいと思います。 高校進学率は98%。高校卒業という資格