本特集の1回目では各セキュリティソフトの操作性、2回目ではインストールによるパフォーマンスへの影響を検証した。最終回では、ウイルス/マルウェアの検出率について比較していく。 今回の調査結果は、ドイツのセキュリティ調査機関であるAV-Testに本誌が独自に依頼したものだ。こういったテストでは世界の2つ以上の国/地域で感染報告のあったマルウェアのリスト「WildList」に含まれるサンプルを使用することが多いが、ここでは過去6か月以内にアジア圏を中心に発見された、合計93万種類以上におよぶマルウェアのサンプルを使用して検出率を調べている。テストの実行環境はWindows 7で、総合セキュリティソフトではなく単体のアンチウイルスソフトを使用している。アンチウイルスソフトの設定はデフォルトのまま変更していない。 今回テストした不正プログラムの区分 コンピュータに被害を与える不正なプログラムは、大ま