シカゴ公共図書館が、紙資料を対象としたPDA(Patron Driven Acquisition)の大規模なパイロット事業を実施するようです。2013年10月15日、Ingram社が、同社がこの事業を担う企業としてシカゴ公共図書館より選定されたことをアナウンスしています。 Ingram社のアナウンスによると、シカゴ公共図書館は、イリノイ州立図書館より2年間にわたるPDA事業の資金として30万ドルの助成を得ているようです。またアナウンスでは、この事業にあたりIngram社が、既に小説、ノンフィクション等のリストを作成し、その書誌データをシカゴ公共図書館のOPACに追加していること、今後、各資料が利用者からリクエストされると、それがトリガーとなり、Ingram社は同館より発注を受けるという流れになること、最終的にシカゴ公共図書館は約13,000タイトルの資料をPDAを通じて所有する見込みである