ニューヨーク・ブルックリンにあるユダヤ教施設を見学するアーミッシュたち。電気も水道もない生活を信条とする彼らの目に映った近代文明は、果たして世界観を変化させるほどのものであったか=3月31日(AP) 伝統を守り、原始的な自給自足生活を維持していることで知られるアーミッシュ。文明社会とは無縁の彼らが31日、米東部ペンシルベニア州からニューヨークに歩いてやって来た。招待したのはユダヤ教の超正統派グループだ。アーミッシュは初めて大都会を見学し、互いの交流を深めた。厳しい規律を守っているという共通点はあるものの、一見奇妙な取り合わせの交流は、多様性の国アメリカのあるべき姿を示唆しているようでもあった。ユダヤ教の一派が招待 AP通信によると、アーミッシュを招いたのは、ニューヨーク市南部のブルックリンを拠点とするユダヤ教超正統派のルバビチ派に属するグループ。馬車以外の交通手段を持たないアーミッシュたち