体をさする行為などを「治療」と称して、糖尿病を患っている7歳の男の子へのインスリンの投与をさせずに死亡させたとして、栃木県下野市の男が殺人の疑いで逮捕された事件で、宇都宮地方検察庁は男に責任能力があるか判断するため精神鑑定を行うことになりました。 警察の調べに対し、近藤容疑者は当初、容疑を否認し、その後は黙秘しているということですが、捜査関係者によりますと「自分には超能力があり、どんな病気でも治せる」などと話しているということです。 宇都宮地方検察庁は近藤容疑者に責任能力があるか調べるため、精神鑑定を行うことを決め、裁判所に鑑定留置を請求し11日付けで認められたということです。 期間は3か月以内で、検察庁は鑑定の結果を踏まえて起訴するかどうか判断することになります。