*日本とOECD各国の教育支援の現状を比較した世界地図は、中日新聞プラスの紙面ビューでより鮮明に見ることができます。http://chuplus.jp/local/index_select.php?category_id=426 京都帝国大(現在の京都大)の教授だった河上肇が「貧乏物語」と題した評論を世に出してから百年を迎えた今年、現代の貧困と向き合うために本紙で始めた連載「新貧乏物語」。年明けからの第1部「悲しき奨学金」では、大学生や大学院生、専門学生らの約四割が利用する日本学生支援機構(旧日本育英会)の奨学金を取り上げ、就職難などで返還に苦しむ若者たちに焦点を当てた。奨学金は家庭環境などにかかわらず、学びたい人に等しく進学のチャンスを与える有効な手だてだが、日本の制度は国際基準に追いついていない。機構が返還の重要性を強調する一方で、柔軟な制度運用を求める声もある。 経済協力開発機構(O