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根來秀樹,2009, 「不登校・ひきこもり考える」『こころの科学』146:114-9 ここ数年、不登校やひきこもりの子どもや青年が外来を訪れるたびに、その背景にある疾患を診断することにかなりの比重を置いてきたように思う。 その一番大きな理由は、社会不安障害と診断できたことで薬物療法が奏功し、バイトができるようにまでなったあるひきこもり状態の青年との出会いであった。彼とご両親にはたいそう感謝され、こういう経験は臨床家にとってまさに「蜜の味」であった。 それ以降、不登校やひきこもり状態を呈している子どもや青年に出会うたびに、背景に社会不安障害を含め何か疾患が隠されていないかという姿勢で診ていくようになった。彼らと出会った時に何もできない無力感を抱いていた頃に比べ、はるかに先の見通しがつくように思い、精神科医としては診療がしやすくなった。 そうこうしているうちに、『不登校の児童・思春期精神医学』
かつての「学校恐怖症」の治療ではアナフラニール(clomipramine)がプラセボと有意差がないというエビデンスがあるが(Berneyら,1981)、DSM-III-RやDSM-IVで診断された最近の症例を検討したメタアナリシスでは、児童と青年(19歳以下)の"non-OCD anxiety disorders"(強迫性障害ではない不安障害)に対する新規抗うつ薬(SSRIsとmirtazapine)のNNTはわずか3で、希死念慮/自殺企図を引き起こすことのNNHは143もあった(Bridgeら,2007)。多少の出版バイアスはあるだろうが、小児期の不安障害の患者が抗うつ薬で得られる利益は、少なくとも短期的には非常に大きいと言って良いと思う。数字は要約から抜き出しているだけなので薬剤間の比較は原文を一読のことトフラニール(imipramine): 不安障害や抑うつを併存した不登校児に有効
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