去年10月、北海道南幌町で母親と祖母を殺害したとして逮捕された高校2年の女子生徒について、札幌家庭裁判所は21日、責任能力を認めた一方、「母親と祖母からの虐待が動機に影響していたと認められ、刑事処分は相当ではない」として、医療少年院に送る決定をしました。 北海道南幌町に住む17歳の高校2年の女子生徒は、去年10月、自宅で同居していた母親と祖母を包丁で切りつけるなどして殺害したとして逮捕され、家庭裁判所に移されていました。 この事件の審判で、21日、札幌家庭裁判所の栗原壯太裁判長は「女子生徒には責任能力があると認められ、結果は極めて重大で計画性も認められる」と指摘しました。 その一方で、「母親と祖母から虐待を受けていたことが事件に至るいきさつや動機に影響していると認められる。女子生徒の精神状態や年齢などを考慮すると刑事処分は相当ではない」として、検察庁へ送り返すのではなく、治療を受けながら立