UKジャズの新時代を牽引するマンチェスター出身のピアノ・トリオ、ゴーゴー・ペンギンが通算3作目となるニュー・アルバム『Man Made Object』をリリースした。2013年にクリス・アイリングワース(ピアノ)、ロブ・ターナー(ドラムス)、ニック・ブラッカ(ベース)という現編成となり、翌年リリースした前作『V2.0』はイギリスの名誉ある音楽アワード〈マーキュリー・プライズ2014〉にデーモン・アルバーンやFKAツイッグスらと並んで(ジャズ作品では異例の)ノミネート。ブルー・ノート社長のドン・ウォズも惚れ込んで複数枚のアルバム契約を交わすなど、鳴り物入りでメジャー・デビューを果たした彼らこそ2016年のジャズ・シーンにおけるブレイク候補の筆頭だろう。4月2日(土)、3日(日)にはブルーノート東京で初の来日公演も控えており、舞台はすでに整いつつある。 そこで今回はゴーゴー・ペンギンのイントロ