2016年に二度に渡る脳腫瘍の手術を受けたのちに復活、現在はこれまでどおりに大阪住まいながら日本各地はもちろんのこと世界中で活躍するDJ、クリエイターの行松陽介(¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$U)。音楽への異形な愛情をアグレッシヴに突き詰める姿は、40歳を迎えた今、さらに裾野を広げながら進化していると言っていいだろう。アルカの来日時(大阪公演)には共演も果たしたそんな行松陽介が、FKAツイッグスのニュー・アルバム『Magdalane』について寄稿してくれたのでお届けする。(編集部) まず単刀直入に断言すると、FKAツイッグスの『LP1』以来5年振りのアルバム『Magdalene』は大傑作です。絶妙にLeftfield感を残しつつ、これまでよりもキャッチーなメロディーに溢れたアルバムに仕上がっています。ビョーク同様、彼女自身の個性と共作者の色が混ざり合う作風ゆえに、共作者陣のクレジットを見