『SPY×FAMILY』や『チェンソーマン』、『ダンダダン』など、集英社の「少年ジャンプ+」で複数の人気作を手掛けている漫画編集者の林士平。 編集者として確かな実績を築いてもなお次々と新しいことに挑戦し、2023年には絵が描けなくても漫画のネームがつくれるアプリ「World Maker」を企画するなど、活動の領域を広げている。 学生時代は、クラスで回し読みする形ですべての少年誌と青年誌に目を通し、小説や映画などのエンタメコンテンツにも全般的に触れてきたという林だが、意外にも漫画編集者になりたいと思ったことはなかったという。 何を思って漫画編集者となり、その才を開花させていったのか。8月23日発表の「世界を変える30歳未満」を選出するForbes JAPAN 30 UNDER 30のアドバイザリーボードを務める林に、U30時代の話を聞いた。 なぜ漫画編集者になったのか 「集英社に入社したのは